民主党を応援してきた極左が転向しているようです。それは、メディアやシリコンバレーで起きているようです。
これも、トランプさん効果でしょうか。どちらにしても、良い傾向と言えるでしょう。
宮崎さんが取り上げてくれています。この傾向がアメリカを変えてくれるを期待したいものです。もしかしたら、世界も変わるかも。当然、バカな日本の左翼も変わるかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)12月2日(月曜日)
通巻第8532号 <前日発行>
トランプは金正恩と四回目の首脳会談を行うだろう
イラン指導者との首脳会談の可能性はないのか?
『何をしでかるか分からない』『予測不能の大統領』
カナダのトルードー首相は高関税をトランプは本気でかけるのではないかと懼れてフロリダへ飛んだ。トランプの別荘は、レイムダックのホワイトハウスではなく、事実上アメリカ政治を動かす策源地になった。
メディアもバイデンより大統領就任前のトランプの動向を大きく報道している。
トランプはイランとの核合意を白紙に戻すだろうが、金正恩と四回目の首脳会談と同様に、そのことは「想定内」である。英誌『エコノミスト』は、それよりトランプは敵対するテヘランの指導者と直接面談する蓋然性があると予測している。
パリ協定離脱も規定の方針、不法移民強制送還は時間の問題で実行に移されるだろうから、トランプ就任前にアメリカへ潜り込もうとメキシコ国境は人々でひしめき合っている。
さてトランプの次の四年で最大の懸念とはじつは通貨である。
ドル基軸通貨体制が脅かされているとは多くが認識するところだが、かと言ってユーロは欧州の地域通貨の枠を越えられないし、人民元が世界の基軸通貨とな り仰せる筈はなくBRICSコインなどは架空の物語だ。だから投資家は金への投機を繰り返し、史上空前の高値を更新した。
もうひとつ暴騰したのがビットコインなどの暗号通貨だ。トランプは暗号通貨否定論から百八十度姿勢を転換し、内国歳入庁が押収したビットコインを国庫備蓄金とせよ、と唱えている。
大変革の予兆はトランプが暗号通貨を『ネズミ講』ではなく、法定通貨並みに扱おうとしていることだ。げんにトランプ・ファミリーは新会社を立ち上げて、『ワールド・リバティ・フィナンシャル』のトークンを売り出した。
ビットコインは11月21日に96000ドル(1500万円)を突破した。15年前のデビューから、価格は1500倍になった。
▼シリコンバレーは大変動期か
極左メディアと考えられてきた『ロスアンジェルス・タイムズ』が、『ワシントン・ポスト』と同様に大統領選挙最終盤で、カマラ・ハリス支持を社説に掲げなかった。同紙は通常、民主党候補を支持してきた。そのうえロスといえばハリスの選挙地盤である。
何がおきていたのか?
『ワシントン・ポスト』のオーナーはアマゾン創業のジェフ・ペゾスである。ペゾスは2020年選挙では民主党に肩入れして巨額を拠金したが、今回は静観した。
ロスアンジェルス・タイムズのオーナーはソン・シオン(音訳不明)という中国人である。かれは2018年に同紙を買収した。ソンは南アフリカ生まれで医 師、科学者、ワクチンの発明家であり、またロスアンジェルス・レイカースのオーナーとしても知られる大富豪(個人資産は推定80億ドル)。
またソンは慈善事業家としても方々の財団に寄付を繰り返してきた。
そのロスアンジェルウスタイムズが論説委員にスコット・ジェニングスを招き、社説を担当するという。ジェニングスは保守派のコラムニストでCNNやフォックスでもトランプ支持のコメントを出してきた著名な政治評論家である。社説論説が保守の論客になるのである。
ジョージ・W・ブッシュ元大統領の特別補佐官を務めたジェニングスは、トランプ勝利は「労働者階級のアメリカ人に経済を再び活性化させ、移民問題を修正 し、犯罪を抑制し、世界の混乱をおさめるという国民からの委任だ。トランプの支持者は打ちひしがれ、虐げられ、見下されてきた無名のアメリカ人だ。彼らは 『ガラクタ』でも、『ナチス』でもない。毎日起きて仕事に出かけ、子供たちのためにより良い生活を送ろうとしている普通の人々だ。自分たちの生活が傷つけ られていることに不満を表すと、黙っていろと言われているように感じている人々の報復
だったのだ」と鮮やかに分析してみせた。
かくして極左メディアが『転向』していることに気がついてますか?
ザッカーバーグがフロリダのトランプ別荘でトランプと面談したことは書いた。ペゾスもザッカーバーグも熱心な民主党支持者、トランプ大勝を、しかし彼らは予測していたかのようだ。
ペゾスは老舗名門紙だが極左の『ワシンポスト』を買収した。同紙のコラムニストにはシニカルなジョージ・ウイルもいるが、ネオコンの代表論客ロバート・ケーガンがコラムを担当している。
ところがワシントン・ポストは、大統領選挙ではついにカマラ・ハリス支持の社説を打たなかった。民主党支持者は仰天し、猛烈に反発し、デジタル読者20万以上が購読を止めたが気にしなかった。
民主党執行部の全体主義的な極左路線に背を向けて、共和党への転向組は厚生福祉長官となるRKJ、そして国家情報長官となるトゥルシー・ギャバードらがいる。曾ても民主党寄りだったジーン・カークパトリック女史がいて、レーガンは国連大使に任命したことがあった。
令和六年(2024年)12月1日(日曜日) 通巻第8530号 <前日発行>
『国民の敵』呼ばわりされたザッカーバーグがトランプと面談
ペゾスの『ワシントンポスト』はハリスを支持する社説を出さなかった
ペゾスもザッカーバーグも熱心な民主党支持者、トランプ大勝を、しかし彼らは予測していたかのようだ。
フロリダのトランプ別荘夕食会に意外な招待客があった。メタ率いるザッカーバーグである。トランプはバイデンがTIKTOK禁止の大統領令に署名したと き、「そんなことをしたらフェイスブックを富ませるばかりだ」と反対し、保守系の意見を封殺してきたフェイスブックを敵視していることが鮮明となった。つ まりトランプはメタCEOのザッカーバーグを敵視していたのだ。
ザッカーバークはハーバード大学在学中に起業し、いまではイーロンマスクに続く世界第二のビリオネア(個人資産が30兆円をこえる)、ユダヤ人家庭に育 ち、夫人は在学中にしりあった小児科医のプリシラ・チャン。名前から中国系とわかるが、両親はベトナム華僑のホア族で、ボートピーポルとして米国へ亡命し た。広東語しか喋れず、米国へ来てからはチャンが通訳をつとめたという。
ザッカーバーグはチャンと結婚後、中国語を積極的におぼえ、2014年に北京の清華大学では中国語で講演した。それほどの中国通だが、共産党とは大きくイデオロギーが異なる。ペゾスは対中ビジネスでトランプの本意を探りたかったのだろう。
それにしても、ペゾスはワシントンポストを買収したが、大統領選挙ではついにハリス支持の社説を打たなかった。民主党支持者は猛烈に反発し、デジタル読者20万以上が購読を止めたが気にしなかった。
リベラル一色だったシリコンバレーに異変が起きた。
イーロンはXならびにスペースX本社をカリフォルニアか他州へ移転した。ペゾスもザッカーバーグもシリコンバレーの顔、いわば民主党支持のビリオネアだったが。。。。
トランプ訪問は変節の予兆か?
マスメディアの変更は日本でも起きてほしいものです。朝日新聞やNHKの変更こそが日本の再生の最大の近道であることは間違いないでしょう。当然、教育の改革も含まれます。
さて、そんなことが起きるでしょうか。
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