習皇帝の台湾への挑発が続いていますが、実際に行動を起こすのは2023年だと警告してくれている本が出たようです。
宮崎さんが書評で取り上げてくれています。習皇帝が本当に台湾を攻撃する度胸があるのかは分かりませんが、追い込まれたことによる自棄糞での実行はありそうに思えます。
その中で驚いたのがニセ大統領(バイデン)がKorea重視に変わったということです。本当でしょうか。
どうやら、日本の覚悟の無さがアメリカの反発を買っているようです。これはありそうですね。
今の日本を信用しろと言っても無理でしょう。やはり日本の覚悟を世界に示さないと大変なことになりそうです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)10月10日(日
曜日) 通巻第7078号
書評
中国の台湾攻撃:北京五輪と党大会を終え、台湾総統選挙前のタイミング
米国の宇宙軍が中国に追いつけるのは六年後。中露の軍事協力強化という不気味
北村淳、早川友久、鍛冶俊樹ほか『2023年 台湾封鎖』(宝島社)
中国軍機が台湾領空を執拗に侵犯している。台湾侵攻は目の前にきた。それも2023年だというのが本書である。
なぜ2023年か、それが一番重要であり、本書の狙いでもある。
2022年は北京五輪と党大会があって、国際的孤立に盲進する愚は犯すまい。米軍の高官らの議会証言では「六年以内」 (イ ンド太平洋軍ディビッドソン司令官。21年3月の議会証言)と時限を切った見方をしている。米軍は台湾軍兵士の訓練を極秘に おこなっている。
『宇宙軍が決め手になるからだ』と言うのは日本で活躍するエルドリッチである。
「人工衛星を守るシステムの研究開発に米国は遅れをとるが、2026年に完成見通し」という見通しがあり、それゆえに米 軍の 優位恢復前、つまり中国が人工衛星で優位なうちにミサイルをぶっ飛ばすことになる。ミサイルは人工衛星を使ったGDPに対象 物の正確な位置情報を得ているからだ。
もう一つ理由がある。
台湾総統選挙は2024年。民進党が次の総統候補をきめるのが2023年秋である。どうしても、タイミング的なシミュ レー ションを重ねると、習近平の台湾侵略(本書は台湾封鎖という)は2023年の可能性が高いということになる。
台湾の邱国正・国防部長は10月6日の会見で、「中国との軍事緊張は過去に比べて最も深刻なレベルにある」とし、「中国 は台 湾を侵略する能力を有しており、2025年までに侵略可能になる」と指摘した。
「ただし中国が安易に戦争を始めることはないだろう」とも述べた。
本書はそれぞれの専門分野を下記の七人が分担で書いている。
北村淳、鍛冶俊樹、早川友久、時任兼作、惠隆之介、林彦宏。
各論、それぞれ独自のアングルから現状を分析しているのだが、なかでも軍事評論家の鍛冶俊樹氏は、「中国との軍事一体 化を 目指すロシア、韓国重視に走るバイデン、核シェルターもない脆弱な日本」と題してチャプターで、じつに興味深いポイントを三 つ上げている。
第一は米国の対韓国姿勢の転換である。「トランプは在韓米軍を引き揚げても良いと考えていたが、バイデンはむしろ韓国 重視 である。(中略)これはGDP1%の防衛費の日本は頼むに足らないから、GDP2%以上の防衛費の韓国のよろしく頼むという 意思表示」だとする。
第二はもっと軍事的な意味で重要な変化である。それは「米国は(韓国のミサイルの)射程距離を800キロに制限してき た。 (中略)北京も台湾も入らない。その制限を解除し無制限としたのである。中台紛争に韓国が介入することを了承したようなもの である」
第三は中国とロシアの軍事的提携の強化であり、とくに「ロシアと中国は月面基地を建設することで合意している(中 略)。真 の目的は宇宙覇権の獲得である」とする。
台湾ばかりか、日本の安全保障にとって不可欠な議論と情報が本書に詰まっている。
アメリカは何時も間違いばかりやっているので、このKorea重視は笑い飛ばすことは出来ないでしょう。実際にそうなったら日本はいよいよ消滅かも。
やはり、トランプさんの復活を祈るしかなさそうです。それとも、日本が変わるか。
それにしても、高市さんを選ばなかった自民党にその覚悟があるとは思えないのが情けない。
座して死を待つのか!
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