戦争もいよいよバーチャルの時代が忍び寄っているのでしょうか。メタバースなんてのが米中で軍事利用が始まっているそうです。
宮崎さんが取り上げてくれています。何だか嫌な世界が近づいているようです。本当にこんな時代が来るのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)4月25日(月曜日) 通巻第7311号
メ タバースの軍事利用が米中間で始まっている
米中の開発競争は人間の認識・判断、意思決定の領域へ
メタバースはまだ不透明な段階で、開発分野のなかで、確立されている技術はなく、各社各様。しかし、機器の改良やネットの 近代化高速化がすすみ、開発競争は熾烈になる一方である。事態は急速に進歩し、迅速な展開が軍事面でみられる。
米国、中国は、このメタバースの軍事利用を狙い、計画を進行させている。
ハイブリッド戦争(中国のいう「超限戦」)が敵の認識領域に影響を与える技術の開発、研究に余念がない。
わかりやすく言うとフェイク、逆宣伝、偽造フィルムなどで敵指導者の誤断を導き、敵国の人々の認識を転換させるというきわめ て高等な戦争の手段であり、技術的には米国が有利だが、文化的背景や文字伝統からいえば中国に強みがある
軍事技術から言えばメタバースはアバターが仮想空間で動き回る訳だから、軍事訓練、戦争パターンの設計、過去の戦歴や指導 者の行動パターンの分析から次の行動様式を探る。新しい反撃の設計、司令、実践を行う。ゲーム空間が際限なく拡がる。
敵の思考、認識、行動決定にマインドコントロール的な影響を与え、あるいは誤断する材料を供与し、個性的な軍事行動パター ンの特性を制御し戦争に勝つことである。
しかしメタバースで、優れたAIを駆使しても、超えられない分野がある。
それはモラルである。
精神の領域には「かたち」がないのである。人間の動機を刺激し、戦意を高めるのはメタフィジカルの世界ではないのか。
モラルの時代となると日本の出番じゃないでしょうか。何といっても究極の民主主義シラス国を造り上げた日本が世界を救う時です。
只し、今の日本では無理でしょう。まずは日本人が目覚めてシラス国を理解するのが先決問題です。さて、出来るでしょうか。
と言うか、やらなければ世界は滅びを迎えることでしょう。
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