団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

上海株はまだまだ下がります

2015年09月05日 | 中国

  これは、中国のパレードの前に書いているので、何が起こったかは分かりません。もしかしたら、列席者に大きな犠牲者が出て、世界の情勢が一変しているなんてことはきっとないでしょうね。淡い期待はしているのですが、世の中、そうは台本通りには動いてくれません。

  それよりは、やはり、確実なはずの崩壊が一日でも早くなることを願った方が実現性がありそうです。

  宮崎さんが、そんな私を喜ばしてくれるような話題を書いてくれています。やはり、中国情報は、ここが一番元気づけられます。

  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成27年(2015)9月2日(水曜日)通算第4644号    

  宮崎正弘の国際ニュース・早読み(上海株はまだまだ下がります)

  中国当局、株買い支えに70兆円前後を使い果たした
   また12兆円をあらたに投入の構え、それでも下落は避けられないだろう

  中国から資本流失がとまらない。
  外貨準備高は1014年上半期に3兆9930億ドルと発表されたが、その後、保有する米国債をつぎつぎと売却し、15年2月時点でトップの座から滑り落ち、ふたたび日本が一位に返り咲いた。

  六月から始まった上海株暴落が直接のきっかけとなって外貨が流失し始め、公式発表がないが、外貨準備が激減していると推測される。
  このため、中国は人民元売りに規制をかけて、自由化に逆行。こうなるとIMFのSDRメンバー入りは向こう数年考えにくいこととなった。

  人民元売り規制とは為替予約を抑制させ、予約する場合は20%を「危険準備金」として預託するという、信じられない措置を講じるのだ。
  為替予約をするな、と言っているようなものである。

  他方、株式市場への当局の介入は凄まじい。
1400銘柄の取引停止、空売りの実質的禁止措置、加えて企業CEOには自社株の売却禁止。そしておよそ70兆円を投入して、株価維持作戦、つまり売りが出たら「官」が買うという、聞いたこともない荒っぽい方法を選択して、暴落を防ぐ。

  しかし、向こう一年くらいで、株式は大幅な下落を繰り返し、ピーク5100台だった株価の半値を軽々と破り、1600ポイントくらいまで下がり続けるだろう。実際に2009年に上海株式は71%下落したことがある。

  それを見越しているからこそ、中国より欧米、そして日本で株が下がるのである。

  日本株は、米国、マレーシアなどと比較すると相対的に対中輸出依存度が低い日本企業の投資リスク分散があって、せいぜい4%程度の悪影響しかないはずなのに、中国関連株は20%前後もの下落をみている。

  これは東京市場を主導するのが、もはや野村證券ではなく、ウォール街だからである。かれらは日本経済の先行きなんぞどうでもよく、目先10秒先、1分先の 勝負をかけて、先物予約を高く売り、欧米市場の反応を見て、また安く買うという、コンピュータによる巧妙な手法を用いているため、理論値以上の株安を、上 海ではなく、東京市場が演じている。

  成程、やっぱりあの暴落はアメリカのマネーゲームの所為なんですね。やはり、世界は、マネーゲームの禁止をしないと、何時まで経ってもまともな経済にはならないと言うことでしょう。
  何か、良い方法は無いのでしょうか。既にどの国もウォール街の金融機関に牛耳られている状態では、これを禁止させることは出来ないのでしょうが、諦めてしまっては、未来永劫搾取されることになるでしょう。
  
  中国がどんなに足掻いて、パレードまでに株価を安定させようとしても、もう制御は効かないのでしょう。何とか、上がっていた株価もパレード前にはやはり、落ちて来たようです。当日はどうなるのでしょう。
  
   ブルームバーグより   2015/08/31 

   中 国株:3日ぶり反落-当局の株式市場支援や景気への懸念で
 
     31日の中国株式市場で上海総合指数は3営業日ぶりに反落。同指数は7、8月  累計の下 落率が2カ月間として2008年以来の大きさとなった。当局の相場下支え策が失敗に終わるとの懸念が強まったことが背景にある。

  上海総合指数は前週末比0.8%安の3205.99で終了。一時は3.8%安まで下げる場面もあった。8月の同指数 は月間で12%下落。7月は同14%下げていた。

  この日は中信証券(CITIC証券、600030 CH)が5%安。同社幹部がインサイダー取引の疑いで拘束されたと、国営の新華社通信が伝えた。また、事情に詳しい関係者によると、中国証券監督管理委員 会(証監会)は証券会社に市場救済のための追加拠出を求めた。

  申万宏源集団のセールストレーダー、ジェリー・アルフォンソ氏(上海在勤)は「当局関連の資金による株式購入をめ ぐって多くの不明瞭さがある。情報開示が非常に限定されているため、当局の動きを正確に知るのは不可能だ」と述べた。

  CSI300指数は前週末比0.7%高で終了。一時4.1%下落するなどマイナス圏で推移していたが、最後の5分間 で上昇に転じた。香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が0.1%安。ハンセン指数は0.3%上昇で取引を終えた。

  上海昭熠資産管理の証券投資部門ゼネラルマネジャー、李静遠氏は「当局は31日、株式を買っていたようだ。当局は引 き続き、この水準で相場を安定させたいと考えている」と述べた。

  と思ったら、やはり、前日に手を打ってきたようです。本当に必死ですね。

  残念ながら、思い通りにはならなかったようです。

  ブルームバーグより   2015/09/02 

   中国株:下落、引け際に下げ幅縮小-パレード控え当局が買いとの観測
 
     (ブルームバーグ):2日の中国株式市場で上海総合指数は下落。取引終了前に下げ幅を縮小した。抗日戦争勝 利70年の軍事パレードを3日に控え、相場安定のために当局の買いが入ったとの観測がある。

   上海総合指数は前日比0.2%安の3160.17で終了。一時は4.7%安まで下げた。中国工商銀行(ICBC、 601398 CH)は10%高。

   CMBインターナショナル・セキュリティーズのストラテジスト、ダニエル・ソー氏(香港在勤)は「株は依然として割 高だ。下落リスクの方が上昇の可能性より大きい」と述べた。

   CSI300指数は前日比0.1%高。一時は4.4%下げたが、金融株や公益株が上昇し、プラス圏で引けた。香港市 場ではハンセン中国企業株(H株)指数が前日比1.6%下げ、2014年3月以来の安値で引けた。ハンセン指数は同1.2%安。

   3、4両日は抗日戦勝70年の休日で本土市場が休場となるため、週内は2日が最終取引日となる。

  やはり、3・4日は休みですね。株式市場まで休ませることが出来るのですね。それでも、上昇までは導けなかったようです。やはり、限界が来ているのでしょうか。

    さて、大異変が起きているか、それとも、株価の暴落からの崩壊の早まりを期待するか。どっちでしょう。   

いずれにしても、先は無い!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿