いよいよ中国と共にドイツの崩壊が始まるのでしょうか。7月5日、第1138回の「★海航集団の王健(董事長)がフランスで客死。」で、取り上げた海航集団がとうとう持ち株を手放すようです。
これがドイツ銀行の倒産に繋がったりすれば面白いのですが、果たしてメルケルは助け船を出すのでしょうか。
それにしても、トランプさん旋風はドイツにも大きく吹き出したようです。
日経新聞より 2018/9/7
海航集団、ドイツ銀行株を売却へ 米紙報道
【ウィーン=石川潤】中国複合企業、海航集団(HNAグループ)が保有するドイツ銀行の株式を売却する方向で検討に入っ た。海航集団はドイツ銀行の株式の7.6%を握る大株主。これまで積極的に海外投資を進めてきたが、経営の悪化で資産売却を 急いでいる。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などが報じた。
WSJによると、海航集団は保有するドイツ銀の株式について、今後1年半をかけて段階的に処分していく。海航集団はほかにも、今年に入って米ホテル大手、ヒルトン系列会社の持ち株や不動産などを売却。傘下の航空機リース大手アボロン・ホールディ ングス(アイルランド)の株式の約3割をオリックスに譲渡するなど、相次いで資産を手放していた。
海航集団は共同創業者で董事長だった王健氏が7月に出張先のフランスで急死するなど、混乱が続いている。中国当局も借金に 依存する同社の経営戦略を問題視しており、経営の急速な悪化が懸念されていた。
7日のフランクフルト株式市場でドイツ銀の株価は朝方、大きく値下がりした。ドイツ銀は3年連続の最終赤字になるなど業績 の不振に苦しんでおり、投資銀行部門の縮小などのリストラを急いでいる。海航集団による株式の売却が直接、業績に影響する可 能性は低いとみられるが、当面は低迷する株価の重荷になりかねない状況だ。
メルケルさんが日頃の首長どおり銀行を助けない方針を貫けば面白そうですが、最後には助けるでしょうね。
いずれにしても、中国にのめり込んだドイツの危機はこれからですね。こんな絶好の機会に一緒に中国にのめり込もうとするトヨタや日産は何を考えているのでしょうか。
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