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大統領の陰謀

2013年09月07日 02時22分24秒 | 洋画1971~1980年

 ◇大統領の陰謀(1976年 アメリカ 138分)

 原題 All the President's Men

 staff 原作/カール・バーンスタイン ボブ・ウッドワード

          『大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日』

     監督/アラン・J・パクラ 脚本/ウィリアム・ゴールドマン

     撮影/ゴードン・ウィリス 美術/ジョージ・ジェンキンス ジョージ・ゲインズ

     録音/レス・フレショルツ リック・アレクサンダー

     音楽/デイヴィッド・シャイア

 cast ダスティン・ホフマン ロバート・レッドフォード ジェイソン・ロバーズ

 

 ◇1974年8月9日、ニクソン大統領辞任

 1972年6月17日土曜日午前2時30分、

 ワシントンのウォーターゲート・オフィス・ビル5階の民主党全国委員会本部に、

 5人の不法侵入者があった。

 元CIA情報部員と大統領再選本部の対策員たちだった。

 目的は、民主党キャンペーンの攪乱、

 すなわち、共和党を有利に導くための工作活動。

 命令したのは、ホワイトハウス、

 すなわち、リチャード・M・ニクソン大統領。

 ウォーターゲート事件だ。

 映画は、

 原作者でもあるワシントン・ポストの記者、

 ウッドワードとバーンスタインの丹念な取材を、

 かれらの視線で、淡々と撮り続けてゆく。

 ラスト、ふたりの打つタイプライターは、こう、打ち出されてゆく。

「1974年8月9日午後、ジェラルド・フォードが第38代合衆国大統領に就任」

 ただ、それだけだ。

 もちろん、つぎつぎに記事になってゆくのは、

 市民の自由と民主主義を標榜するアメリカ合衆国には、

 決してあってはならないことなんだけど、

 次第に追い詰められてゆくホワイトハウスの高官たちを観ていれば、

 やがて現大統領であるニクソンが追い詰められるのも、

 時間の問題だってことが、わかってくる。

 でも、実をいえば、中学の時からこの映画を観てきて、

 何度観ても、ぎりぎりに編集されている演出のため、よくわからなかった。

 なんとなく「なるほどね~」とおもいはじめたのは、大学を卒業してからだ。

 それくらい、この映画は、ぼくみたいな無教養の人間には難しかった。

 あ、ところで。

 ホフマンが両手でタイプを打つのに対して、

 レッドフォードは両方の人差し指だけでタイプを打つんだけど、

 なんだか、それが妙にかっこいいとおもってしまうのは、

 ぼくだけなんだろうか?

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