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セルラー

2013年09月26日 12時35分36秒 | 洋画2004年

 ◇セルラー(2004年 アメリカ 95分)

 原題 Cellular

 staff 監督/デイヴィッド・リチャード・エリス

     原案/ラリー・コーエン 脚本/クリス・モーガン 撮影/ゲイリー・カポ

     美術/ドメニク・シルヴェストリ ロバート・グールド ジェームズ・ヒンクル

     衣装デザイン/クリストファー・ローレンス 音楽/ジョン・オットマン

 cast キム・ベイシンガー クリス・エヴァンス ジェイソン・ステイサム ジェシカ・ビール

 

 ◇邦題が原題のままなわけ

 ぼくの教養が足りないせいなんだろうけど、

 最初、セルラーって聞いても、ピンとこなかった。

 だって、なんとなくサスペンス風味な音感だし、

 ミニスカートから足をむき出したキム・ベイシンガーが、

 どこかに捉えられて焦りまくってるポスターだったし、

 こりゃあ、スリラーにちがいないとおもいこみ、

 それをもじってセルラーとかって題名にしたんだろなと。

 ところが、そうじゃなかった。

 なんのことはない、セルラーってのは携帯電話のことだ。

 実際、日本でもセルラーは一般名詞として扱われてるし、

 auの前身は、DDIセルラーグループだった。

 で、誘拐されたベイシンガーが、

 固定電話から誰ともしれない人間のケータイにアクセスして、

 その電池が続くかぎりなんとか繋ぎ続けて、救出を待つって話だった。

 どうやら、アメリカではセルラーは、ぼくらがケータイっていう感覚らしい。

(なるほど、セルラーでいいんだわ~)

 てなことをおもったんだけど、

 もしかしたら、邦題をつけるときに、

 ぼくみたいな発想をする人間を念頭に入れたのかもしれないね。

 ま、そんなことはさておき、

 話の発想はきわめて好きな部類だ。

 映画の中の時間と実際の時間とがほぼ同じっていう形式も好きだ。

 けど、こういう映画は、どちらかといえば自主製作的な匂いがして、

 スターダムの役者が出演することはないんじゃないかって、

 なんとも日本人的な発想をしちゃうんだけど、

 さすがにハリウッドはそんなことはなくて、

 しっかり、役者を揃えてくる。

 こうしたところ、スカッとしてていいよね。

 おもしろい映画には、規模なんて関係ないし、

 おもしろいとおもえば、なんのこだわりもなく出ればいいじゃん、

 ってのが、なんともアメリカ人らしくていいわ~。

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