△トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1(2011年 アメリカ 117分)
原題 The Twilight Saga: Breaking Dawn - Part 1
staff 原作/ステファニー・メイヤー『トワイライトIV』
監督/ビル・コンドン 脚本/メリッサ・ローゼンバーグ
撮影/ギレルモ・ナバロ 美術/リチャード・シャーマン
衣裳デザイン/マイケル・ウィルキンソン 音楽/カーター・バーウェル
cast ロバート・パティンソン クリステン・スチュワート テイラー・ロートナー
△休憩
昔、3時間を超えるような70ミリ超大作は、途中でかならず休憩が入った。
この回は、そういう「休憩」にあたるんじゃないかって、観てておもった。
普通、こういう大河物の大作になると、
『人間の条件』や『戦争と人間』や『宮本武蔵』や『戦争と平和』は、
どこをとっても均一の匙加減で、そのあたり、ほんとにいい配分なんだけど、
今回の『トワイライト・サーガ』はちがうんだよね。
ま、もともと一本として制作されるところが、
急にハリポタがあったせいか、前後編にしよ!てなことで決められたらしい。
だから、どうしても物語の終了とはいいにくく、
きりがよくて、後編に期待できそうなところで切ろうって意識が見え過ぎてて、
ちょっと「あらら」とおもった。
まあ、ヴァンパイアと人間の混血が凄まじいパワーを持っているため、
母親の生気をすべて吸い取って生まれてこようとしているっていう設定は、
なんとも温血児を宿してしまったことから最強のヴァンパイアになる主人公にとって、
ある種の試練になるわけで、それを乗り越えるから強くなるわけだよね。
そのあたりは、いいとしようよ。
でもな~、やっぱり、前半の1時間はいらないような気がするんだよな~。
結婚式から新婚旅行へと続く甘ったるい世界なんだけど、
なんで、これをずっと観させられないといけないんだろって気になっちゃうもん。
その分、後編はすげえんだろな?