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ウルヴァリン:SAMURAI

2013年12月05日 00時29分44秒 | 洋画2013年

 ◇ウルヴァリン:SAMURAI (2013年 アメリカ、オーストラリア 126分)

 原題 The Wolverine

 staff 監督/ジェームズ・マンゴールド

     脚本/マーク・ボンバック スコット・フランク クリストファー・マックァリー

     製作/ヒュー・ジャックマン ジョン・パレルモ

         ハッチ・パーカー ローレン・シュラー・ドナー

     撮影/ロス・エメリー 美術/フランソワ・オデュイ 衣装/イシス・ムセンデン

     音楽/マルコ・ベルトラミ 挿入歌/由紀さおり『生きがい』

 cast ヒュー・ジャックマン 福島リラ TAO 真田広之 スベトラーナ・コドチェンコワ

 

 ◇日本刀は両手で持つのだ

 日本びいきの外国人は、

 どうしても日本刀が神秘的なちからを持っていると信じたいんだろうか?

 忍者についてもそうで、

 いまだに日本がこういう国だとおもわれてるのかとおもうと、

 ちょっとだけ残念になる。

 とはいえ、まあ、いろいろ意見はあるだろうけど、

 エンターテイメントはどれだけ愉しめるかが問題で、

 そういう点からいえば、苦笑するところは多々あるにせよ、愉しめたかも。

 JR東日本が全面的に支援協力したらしく、

 対決の場になったのは東北新幹線の東京~郡山間を走る「なすの」で、

 ここでとんでもない身体能力をもった日本人どもが登場する。

 新幹線の上で決闘できるような日本人はそうそうざらにいるもんじゃない。

 さらに、郡山へ向かったはずが最終的に到着した先は長崎なんだから、

 こういうところはほんとにアメリカ人は拘らない。

 さすがだ。

 途中、どこの駅かわからないんだけど、繁華街の中にラブホがある。

 しかも、このラブホは受付がいまどき珍しい開けっぴろげの対面式だ。

 まじかよ、とおもった。

 で、開いてる部屋が、

『地下牢の部屋』『ナースの部屋』『火星探検の部屋』

 ってんだから、なかなか凄い。

 でもさ~普通、火星探検の部屋とかは選ばなくない?

 外人さんにしてみれば、日本のラブホは世界でも稀な文化で、

「おー、いったいなんで、日本人は、

 あんなに興味ぶかい性のワンダーランドを創れるんだ?」

 という仰天と尊敬があるんだろうけど、

 もうそういう時代じゃないし、いまどき、そんなラブホはなかなかないよね。

 ちょっと脱線しすぎたけど、

 それにしても、

 ウルヴァリンことローガンが長崎で被爆したとは知らなんだ。

 そういうことを考えると、

「よくもこれだけ破天荒な物語を作ったもんだ」

 とおもわないでもないけど、

 増上寺、秋葉原、高田馬場、新宿、鞆の浦、今治など、

 次から次へと、ふんだんにロケできているのは、

 なんとも羨ましいよね。

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