◇ジョン・ウィック(2014年 アメリカ 101分)
原題/John Wick
監督/チャド・スタエルスキ デビッド・リーチ
音楽/タイラー・ベイツ ジョエル・J・リチャード
出演/キアヌ・リーブス ミカエル・ニクヴィスト ウィレム・デフォー
◇バーバヤーガ
3人の男を鉛筆で殺したという殺し屋の復讐劇なんだけど、物語はとってもちっぽけだ。
ひたすら撃ち合い、戦ってるだけといった印象で、それ以外にないのかといいたくなっちゃうほどなんだけど、まあそれなりにかっこよかった。
キアヌ・リーブスのフアンってわけでもないから余計にそうおもっちゃうかもしれないけど、あ、でもサニー千葉をマエストロと呼んで慕っているとかって前宣伝に出くわすと、そうかあ、千葉真一を好きなハリウッドの連中って少なくないのね~とかって、なんだかちょっぴり嬉しくなっちゃったりもする。
ただ、アメリカを臍にした礼儀正しい裏社会がちゃんと存在していて、そこではそれなりの掟もあったりするっていう設定は悪くない。
たとえば、殺し屋たちが泊まる『コンチネンタル・ホテル』はそうした掟の真ん中に存在しているってのもそうだ。
ちなみに、ここで起こったもめごとや殺し合いの跡はすぐさま清掃されるっていう設定は『エージェント・ライアン』の殺し屋に襲われたホテルの清掃とよく似てて、なるほど、発想はみんなあんまり変わらないんだなっておもった。