日曜日の夕方から博多へ出かけていた。
夜、宿を出がけに予報通り雪が降り出した。薬院から歩いて行ける天神界隈の裏通りの静かな居酒屋で熱燗に地場の魚で酒席であった。帰る頃には大いに雪が降り数センチほど積もっていた。夜の裏道は雪が積もり街が大変綺麗だ。
月曜日の帰りの新幹線内のニュースでは、北陸線の列車がすべて終日運休、新聞では北陸道も積雪で通行止めと報じていた。山形県で4mの積雪を報じる位の豪雪なのだが、京都市内は雪が全く降らず、ただただ寒い日々が続いている。だから豪雪がにわかに信じがたく、そんなときに雪景色が見たいと思うのだから、こちらの意識も勝手なものだが、ただひたすらに寒いだけではかなわないという理由で、帰れる範囲内でほどほどに雪見。まさに博多の街はほどほどに雪が降り続いてくれた。
月曜日は、九州国立博物館の王羲之の企画展にでかけ、終日雪が舞ってくれた。積もるほどではないが雪景色の太宰府は少し印象的だ。さすがに寒い中を歩いたので身体は冷え切り、二日市温泉の博多湯で暖まり京都に戻ってきた。
雪が舞った博多の街歩きで不思議と頭がリフレッシュした。雪の街への旅効果ってあると思う。
福岡市天神
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