今年は、2月3日の節分が土曜日にあたるから、東京を朝の新幹線で立てば節分行事がみられる。このブログでも随分前にモデルコースを書いた。節分行事は夏の祇園祭に匹敵する。というのも市内の多くの寺で節分行事をするので1日で回りきれないほど各社寺で盛大に行われているからだ。そこで市内の交通の足が混むことを加味し、私なりのモデルコースを再度アップしておこう。
(京都駅前から市バス205系統か4系統で約40分,下鴨神社前下車)
■午前10時〜,下鴨神社節分祭
節分の行事の多くは午後なので、午前中からみられる数少ない神社。世界遺産の糺すの杜からスタートするのがよかろう。何しろお祭り好きの神社だから午後までやっているのだが、適宜パスして次に行こう。
(出町柳駅から京阪電車が便利)
早起きが苦手なら、ここから・・・
■午後1時〜,八坂神社節分祭,祇園甲部豆まき
節分だから豆まきをみたい、それも京都だから舞妓さんがええというなら、ここだろう。市内の節分祭でも舞妓さんは結構登場するが、やはり地元の神社だけあって、豆まきの後で舞妓さんの舞も奉納される。その後の海南島云々の劇はパスね。
(バスなら四条河原町から、あとはタクシー)
■午後3時〜4時,節分会・追儺式鬼法楽,廬山寺
節分行事だから鬼がみたいというのであれば、やはりここを京都人はお勧めする。狭い境内は人であふれかえっているだろう。みえるかなとおもう。八坂神社を早々に引き上げて、たいした距離ではないのでタクシーでこよう。場所は京都御所の東側、市内の運転者さんはみんな知っているから「ロザンジ」といえばわかる。
- (直で壬生寺へゆくバスはないので四条河原町などで乗り換え)
- ■午後5時〜5時30分,壬生寺壬生狂言
- 昨日のブログ画像の狂言が無料でみられる。1時間毎に入れ替え制でやっているので、列に並んで5時頃のに入ればよいだろう。境内は露天が立ち並んでいる。ここで炮烙(ほうらく:素焼きの皿)を購入し家族の名前や祈願文など書いて預けておくと、5月の炮烙割のときに狂言者が盛大に割ってくれる。それで大願成就するというわけだ。
- (吉田神社行きの臨時バスなど)
- 夕飯やチェックイン
- このあたりで夕飯だろうか。壬生寺は四条大宮なのでこれといった店は少ないが、駅の近くの横町にあるモリタ屋ですき焼きかしゃぶしゃぶで冷えた身体をあたためるのかな。あるいは王将の1号店(笑)。壬生寺から吉田神社にゆく臨時バスが節分の時だけ運行される。市内を縦断するのでこのバスは便利だ。時間は「京都市バス 節分 臨時」のキーワードでWEBを参考にされたい。他方吉田神社あたりのレストランだと隣が京都大学なので、それなりの店は探せばあるだろう。それにホテルにチェックインしておくのもこの時間帯だろう。あるいはここでお終いにすれば東京まで戻れます(市バス206系統京都駅行)。
- ■午後11時,吉田神社・火炉際
- 吉田神社は麓から山の上まで露天が盛大に連なっていて人出も多く賑やかなところだ。火炉祭は、境内の大変大きな籠に入れた山のようなお札を燃やす行事である。大きな火が立ち上がり暖をとれる。近年の傾向なのだが注意したいのは境内が一方通行なので、そのまま歩いて行くと火炉祭の始まる前に追い出されてしまう。だから午後10時半以降にゆくのがよかろう。火は一晩中燃えているから。
- (帰路はタクシーが吉田神社正面出口に並んでいます)
- 節分行事は、そのほかにも市内の社寺で数多く行われている。京都観光NAVIのWEBサイトに節分行事の一覧リストがある。まあ各自で適宜組みあせてみるのもよかろう。市内の道路はそこそこ混むので足の時間も考慮して・・・。
- 催事情報は京都観光NAVI
- http://kanko.city.kyoto.lg.jp/eventdetail.php?event_tab=tradition&eventid=180203100&year=2018&month=2&date=
- ちなみに2月4日日曜日は催事はゼロです。サッサと帰るか、あるいは今日の天気予報では雪なのだけど・・・。
- 吉田神社節分祭
NikonF4.AF Nikkor70-200mm/F2.8,PROVIA400