画像は、大理・周城に棲むはペー族(白族)の衣装である。大変綺麗で印象的な衣装であり、それ自体が中国を抜け出して日本の中華料理店のウェイトレスの衣装にもなったりもしている。それに刺繍が施されているのだから随分手間のかかった衣装だ。
この衣装は正装であるから、これ以上の衣装はペー族には存在しない。大理の街自体が中国の観光地であり新婚旅行のメッカなので、常に正装でビジターをもてなすという心遣いがあるのだろうか、街の中でもしばしばみかけるし日常着のように彼女たちの正装の姿をみることができる。
そういえば、ヨーロッパでも正装でカフェやレストランのウェイターがいたことを思い出していた。つまり正装でビジターをおもてなしするという、彼らなりの心遣いなのだろう。
といって日本の和食料理のレストランなどで和服でウェイターがもてなすという風景は時々ある。時には精々作務衣という場合もある。作務衣はお坊さんの作業服である。当然お坊さんには正装がある。正装はやはりハレやケなどの催事の時に着るものだという習慣があるからだろう。日常では、そんな様式にこだわることなくファッションとして扱われている。それに和服は日本独特の形式かもしれないが、まあ着るのが面倒で動きにくいのだろう。
京都だから、舞子・芸子さん達は当然和服である。それも西陣や友禅の綺麗で上品な文様の和服である。最近コスプレ屋が繁盛しており、当然中国人観光客がこぞって和服で京都の街を徘徊している。だかよくみると着物の大半は、インクジェットプリンターによって文様や柄が印刷されている。だから舞子さんたちの上品な和服姿と見比べると、やはり見劣りがする。それはどこかポスター的な感覚なのよね。つまりスマホの写真写りはいいけどさ・・・。
正装で仕事をする、そんな感覚を日本人は忘れちゃったかもな。せいぜいこちらはユニクロだよ。
さて最近の習慣として、朝起きるとまず最初に一保堂のほうじ茶を入れる。それで身体を温めるというよりも水分補給だ。そして3回ぐらいお湯を継ぎ足す。というのも冬は湿度が低いので身体の水分がたりないのではないかと思われる。水分補給は夏ばかりではない。
珈琲は身体を冷やす効果と利尿作用があったはずだ。だから南米などの暑い国の飲み物であり、冬の日本の朝にはそぐわない。冬の寒いときはやはりお茶系になる。ロシアンティーというのはあるけど、ロシアン珈琲というのはないと思ったけど。
そんなお茶を飲みつつ、平昌オリンピックをみようというわけだ。先ずはアルペンに注目。そこに撮される環境をたのしみたい。
中国雲南省大理・周城1999年8月
EOS3,EF28-135mm/F3.5-5.6,コダクロームⅡ