Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編309. 私の流儀、オリンパスによるデジタルデュープ

2018年02月22日 | field work

 調度仕事部屋の整理で多数のネガファイルが出てきた。そこで資料スペースを縮小するためにデジタルデュープをつくろうと考えた。

1)システム

OLYMPUS E-M1Mark2+Panasonic LEICA DG MACRO ELMARIT45mmレンズ+ステップアップリング(46→72mm)+ZENJIXの中間リング(20,10,5mm)+ステップダウンリング(72→52mm)+NikonES-1にプラスチック製のスライドマウントを介してネガを挟み複写システムができる。

2)複写

カラーネガフィルムだからベースのオレンジの色を取り除く必要がある。またフィルム現像時の設定がわからないので、原則としてフィルム1本単位で複写してゆく。

2.1)先ずOLUMPUSのキャプチャーでRAW撮影した画像をダイレクトにとりこむ。そのときに画像が写っていないオレンジ色のベース画像を複写てしておくこと。

2.2)その後Lightroomでベースのオレンジを除去しネガの反転させることがポイント。

先ず取り込んだRAW画像をLightroomで読み込み、オレンジ色のベース画像を現像し、lightroomの右側のペンマークでオレンジをクリックしておく。ついで右側下のトーンカーブの傾斜を逆に設定すると、ベース画像がホワイトの反転ができる。フィルム画像にもどり画像全部を選択し同期設定をして、すべてのネガを一度に反転させる。これが簡単。そしてjpgに書き出す。

2.3)次に書き出したjpg画像をPhotoshopで開き、イメージ→自動トーン補正・自動コントラスト・自動カラー補正のオートマティックで修正し、最後にシャープネス(強)をかけてお終い。

2.4)あとはカラーフィルムは経年変化で発色が落ちているかEM-1mk2のカラーモードをi-Finishにしておくこと。もちろん手ぶれ補正は解除、光源はスライドビュワーを使用している。

 複写していて気がついたのは、やはり40年近く前のカラーフィルムの画像になると、カビなのか乳剤の剥離なのか画面の劣化がうかがえるカットがあるのでデジタルデュープをしておいて正解。そんななかでニコンのレンズの良さがあげられる。元画像がよいと今でも立派に複写できる。研究資料は、そうでないと資料たる価値を失うからね。やはりニコンで撮影しておいてよかったと40年後に思うわけ。そこがニコンのすごさ。

 最近ニコンは、期間限定でオールド機材のメンテナンスをしてくれる。早速手元のNikonFとF3のボディをメンテナンスにださなければと考えている。当然今でも十分機能する。今もフィルムが発売されているので、これで撮ろうかなとも考えている。撮影後にデジタルデュープすればよいわけだから。

 惜しむらくは1990年代の前半、ニコンはFM2など大変優れた機材をだしていたのに、私は当時ニコンからミノルタαに手をだしてしまった。このミノルタも大変優れたレンズなのだが、そのレンズシステムが完成制する前に飽きてしまいすべて人にあげてしまった。以後ミノルタ、すなわち今の先進的なSONYには手を出さないことにしている。

 いずれニコンがマイクロフォーサーズ機材をだしてくるだろうかから。そしたら手元のニコンやツァィスレンズを使おう。ニコンは単焦点レンズというのが私の流儀でもある。

 

iPhon7S,ISO20,f/1.8,1/287

 

コメント
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