博多の僅かな雪で騒ぐことはないのだが、実際雪国暮らしの人間達にいわせれば、朝起きて除雪が大変なんだという話はさんざん聞かされてきたし、私もスキー場の再生プロジェクトに関わっていたから青森市の豪雪は何回も体験している。だから雪国の人間達からお説教を聞くまでもないのだが、それにしちゃあ京都の街は、冷たい風が吹き込み北の方で雪が降っている気配はしているが、街のなかに雪はない。50年棲んでいる京都人が、雪もなくこんな寒い冬は珍しいというぐらいだから、曇天と底冷えする寒さだけではなんの冬の楽しみもない。
ダイビングをしている人間からすれば雪は降らなくても困ることはないが、それにしても市内の気温5°、体感気温は3°と寒く、平昌の氷点下10°に比べればましというべきか。その寒さでは、潜れないけど。
昨日は、平昌オリンピックで天候順延されていた男子アルペン複合の滑降が行われた。ドイツのT.ドレッセンがそのままトップ、ノルウェーのA.スビンダルのクラウチングスタイルでスキーがぐんぐん滑ってゆくなんざ格好よいではないか。もう少しカメラの台数を増やして放映して欲しいと思っていたが、途中で生放送はスノーボード男子ハーフパイプ予選に切り替わってしまった。おいおい、それはないだろう。
ハーフパイプ女子決勝をみているとメダルをとれたのは17歳〜18歳だ。もちろんこの年代、つまり12歳〜20歳までが一番能力が延ばせて実力が発揮できる世代であることを随分前のブログでも書いた。二十歳すぎたら叔母半だとも書いたけど。つまり早期教育だ。
もう一つ勝因をあげるとすれば、例えばスノーボードを3歳ぐらいからはじめて海外留学で本格的なレッスンを積み重ねてオリンピックに登場してくる。そこには選手が日本人であっても中国人であっても関係なく、肝心なのは外国人コーチの指導だ。そんな外国人コーチについた選手が活躍しているのがめだったと思われる。例えばスピードスケートの高木美帆-コーチ:ヨハン・デビット(オランダ)といった具合に海外コーチを招聘した指導方法が功を奏したようだ。
早期教育と外国人コーチが平昌オリンピックの知見になりそうだ。
だから12歳〜20歳までの才能の成長を阻害しているのがあるとすれば中学校から高校までの学校教育かもしれない。であれば日本では海外留学しかないですね。というのも大学へ入ってきた学生達をみていると、もっと早期に能力開発をすれば才能が開花したのに残念ですねという経験をいくつかしたからなのだが。人間の成長は、まさに教え方次第なのだけど、そこが教育の面白いところであり、また怖いところでもあるのだ。
福岡市天神
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