Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング291. 小説:小樽の翆222.  15人よ!

2020年11月02日 | Sensual novel

 

 夕方の散歩で、いつものように小樽公園で海の絵を描いている。当然下校途中の小春が通り過ぎる。めざとく人見知りしないツカモッチャンファミリーだから、アチキのところにやってきた。

小春「叔父様!お兄ちゃんやお姉ちゃん達の秘密の話ね」

「秘密の話を、したら秘密じゃないでしょうに」

小春「それよか、小春もセックスしておいてよかったぁーて思った」

「悪かったぁーという人は少ないですけど」

小春「明日の芋煮会に、みんな彼氏や彼女を誘ってゆこう、という事になったの」

「7人の子供達全員が彼氏、彼女を誘ってゆくとすると、それだけで14人か・・・、すごいパーティーだな、ああっ、つまりお披露目だな

小春「違う!、15人よ。玲香姉ちゃんのところに赤ちゃんがいるもん。小春も、彼氏がいるもんね!」

V字サインをだしている。

「もう何もいうことがないよ」

それにしても、将来この7人の子達が2人ずつ子供をもうけたら、28人!。そりゃ小学校の1クラス並じゃん。すごい親族だな。おそらく大いに胸をはって自慢できるファミリーだよな。子供の数が多いっていうのは、育てるのは大変でも、それを越える大きな夢を将来に与えてくれるわけだ。

・・・・・

秋の空、少し遅い紅葉が終わりを迎えている。

コメント
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