夕方の散歩で、いつものように小樽公園で海の絵を描いている。当然下校途中の小春が通り過ぎる。めざとく人見知りしないツカモッチャンファミリーだから、アチキのところにやってきた。
小春「叔父様!お兄ちゃんやお姉ちゃん達の秘密の話ね」
「秘密の話を、したら秘密じゃないでしょうに」
小春「それよか、小春もセックスしておいてよかったぁーて思った」
「悪かったぁーという人は少ないですけど」
小春「明日の芋煮会に、みんな彼氏や彼女を誘ってゆこう、という事になったの」
「7人の子供達全員が彼氏、彼女を誘ってゆくとすると、それだけで14人か・・・、すごいパーティーだな、ああっ、つまりお披露目だな」
小春「違う!、15人よ。玲香姉ちゃんのところに赤ちゃんがいるもん。小春も、彼氏がいるもんね!」
V字サインをだしている。
「もう何もいうことがないよ」
それにしても、将来この7人の子達が2人ずつ子供をもうけたら、28人!。そりゃ小学校の1クラス並じゃん。すごい親族だな。おそらく大いに胸をはって自慢できるファミリーだよな。子供の数が多いっていうのは、育てるのは大変でも、それを越える大きな夢を将来に与えてくれるわけだ。
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秋の空、少し遅い紅葉が終わりを迎えている。