終日、寒いと感じる頃になってきた。
月平均気温4.7°。この時期スキー場がオープンする時期だ。
秋物から冬物のコートに着替える頃でもある。
部屋には、当然のように暖房がはいっている。
今日は、翆の勤務は準夜勤だから、朝食後の日課であるアチキのクロッキーのモデルだ。
翆は、エアロビクスをしているから少し筋肉質なボディだ。肌に僅かに浮き出ている筋肉のあとを手かがりに、スケッチに肉眼では見えない部分の筋肉もメモ描きしておこう。
翆「アチキー、やっぱ、寒いよーー」
「じゃあ、1ポーズでお終い。このクロッキーを着彩して上に文字入れて年賀状にするとか!?」
翆「はぁー!、それ超恥ずかしいよ!」
「やっぱ、アカンよね!」
翆「そっ、だねー」
「もう、冬かぁー・・・」
翆「アチキは、スキー、する?」
「しないというか、できない」
翆「じゃあ、スケートは?」
「やったことがない!」
翆「そっかあ、冬のアイテムがないなあー」
「ダイビングならできる!」
翆「ハア!」
「冬用のドライスーツなら、講習を受けた」
翆「冬の積丹で潜るのー?」
「水温は3〜5°だから、水中は地上より暖かいはずた。トドに会えるらしい」
翆「水中の方が暖かいなんて意外だね」
「だって零度以下になったら海が全部凍結しちゃうじゃん。それまずいでしょうよ。冬に潜れるけど、したくないですねぇー」
翆「そっかあーー・・・、じゃ、冬はスポーツクラブだな!」
「夕方のエアロビクスコース!!」
翆「そっ、だねぇー」
「じゃあ、クロッキーはお終いにして、散歩にゆこう!」
翆「そっだねぇー、どこへ?」
「港!、それからお昼を食べようよ!」
寒くなってきたから、裸婦のクロッキーモデルは早々に切り上げて、お昼は蟹と鮭のお鍋定食で暖まりますか・・・。
翆「賛成!」
女の着替えって結構色っぽいからアチキは好きなんだけど、ブラのフォックをつけてあげて、アチキの肩に翆が手を置いてショーツをはかせてあげて、身体にフィットとさせて・・・、ボディにスキンシップして、熱い口づけをして・・・完成!。
翆「そうしていると、ご飯食べそびれるよーーー」
・・・
秋の最後の日という感じもする。冬の気配がそこまできている。