芋煮会は、灌木の中でマサヒロ君が子供達を遊ばせている。
・・・
オトコ同士で密談かなぁー!、そういってウォッカでへたっているアチキのところへ小太郎君がやってきた。
翼「俺の初体験の話をしてた」
小太郎「あのブールでの!、翼の自慢だもんね」
「小太郎君の思い出はないのかい」
思わず口が滑ったのだが・・・
小太郎「陽茉凛(ひまり)と初めては、高校2年の時かなぁー、小樽の山で」
「青姦ですかぁー」
小太郎「高校生に、ラブホは高いよ。それに小樽の山懐には、そんなスポットがたくさんあるんだ。港を見ながらなんてさ・・」
そういえば、アチキも翆と雪原で青姦していたことを思い出した。人のことは笑えないが、やはり外で食べる食事が旨いのと一緒で、セックスも外の方が野性的な気分で心地よいのだ。それは、どうもサルだった時代のDNAが、いまも継承されているのだろう。それはともかく・・・。
小太郎「山の方にゆくと結構一本道があるのよ。普段は木を切ったり畑を耕したりしている道ね。その入れ口に二人の自転車を横に並べておいて、とうせんぼにしておくわけ。そうするとあとから来た人は、この先彼氏と彼女がいるから遠慮してね!、というサインなの。それで人気スポットがあるんだよ。下が芝生で海が見えるところが・・・・」
まあそこでね・・・、お互い初めてだからさ・・・。
陽茉凛「っ。。痛。。。い。。。」
小太郎「大丈夫?。。。」
陽茉凛「ぅん。。。だい、じょうぶ。。。」
く。。ぐく。。。っく。。。
陽茉凛が苦痛に耐えながら「コレが。。。SEX!?。。。」
そのあとは・・・
ズポっ!ギュポッ!ヌッポ、ズッポ。ビシュ!クチュグチュ!・・ですね。
それで陽茉凛が、「あっふぁ。。。ん!」。
(大笑)
「なんかリアリズムですねぇー」
そんな猥談をしていたら、子供達と遊んでいた陽茉凛がやってきた。
陽茉凛「男同士で、何お話をししてんの?」
小太郎「進学の相談!」
陽茉凛「私も、美大をどこにしようか少し迷うの。多摩美と筑波とどっちがいいかなぁー」
「うーーん、筑波大は夫婦寮がある。週末を小太郎君とすごせるのではないかい・・・」
陽茉凛「そこ、恋人じゃダメだよねぇー、そっか小太郎と結婚しちゃえばいいんだ。試験が受かったら、さあ結婚しよ!」
小太郎「ウムムム・・・」
「あっ、それがいい」
小太郎「しちゃいますかねぇー・・・・」
相変わらず、超早婚の家系なのである。結婚といっても、籍を入れてささやかなパーティーをするぐらいだから、簡単だし気軽にできるんだ。
「小太郎の結婚は、来年3月で決まりぃー!、試験に受かればだが・・・」