Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング445. 小説:小樽の翆374. 陰相!?

2021年06月04日 | Sensual novel

 

 小樽にオフィス街というのは存在しないが駅前の海岸通りの近くに定食屋ができた。

小樽は、食材が豊富だからありえるか。

「かもめ食堂かぁー・・・」

そういったら翆が・・・

翆「同僚のシホさんの旦那のお店なの。旦那が料理人なので、シホさんはビッグな休暇をとって臨時の定食屋のおかみさんだってさ」

「シホさんというと、あのサドマゾ写真集に載っていたシホさんだよね」

翆「そうよ、感染症の騒ぎで休みなしで働いていたでしょう。とれなかった休日をまとめて取ったら、一ヶ月のビッグな休暇になっちゃったのよ

「縛られるモデルさんは?」

翆「それは、続けているよ」

「定食屋のお上さんが、サドマゾのモデルさんかぁーー」

そんなわけで翆とシホさんの旦那の定食屋へ出かけた。

・・・

シホ「だってねぇー産婦人科の狸爺は、陰相というのがあって、顔と同じようにアソコの形が微妙に違うんだって。最近狸爺は陰相にこってたんだよ。それで妊娠したら私のところにきなさいよ、だって。いったらモロバレるじゃん。定食屋のお上さんで少し静かにしていてさ、ほとぼりが冷めたらでていこうと・・・・(笑)」

翆「きわどかったねぇー」(笑)

シホ「あのねぇー魚をさばくのとサドマゾと似てないかなぁー。私なんか妊娠したら自分で帝王切開したい気分!」

「オヨヨ、それは痛いぜよ」(笑)

シホ「痛いのが好きなんだろうね、痛いって感じが続いて失神したりしてさ。だから魚をさばくのが好きなんだよ!」(笑)

翆「じゃ、定食屋のお上は天職じゃん!!」

シホ「そうねえ、楽しいよぉーー」

・・・

今日最後のお客になって、夜も更けてきた。

春というより初夏の陽気だ。

少し靄がかかってきた小樽の港だ。

コメント
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