Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak562. 普段使いの京都4. グッバイ・ライカ!

2021年06月20日 | field work

図1.NikonF3HP+MD4、CarlZeiss Planar50mm/F1.4、フィルムTri-X400

 

図2.NikonF3HP+MD4、CarlZeiss Planar50mm/F1.4フィルムTri-X400

 

図3.LeitzM4-P、ELMARIT28mm/F2.8フィルムTri-X400

 

図4.NikonDf,AF-S NIKKOR28-300/F3.5-5.6、デジタル

 

図5.LeitzM4-P、ELMARIT28mm/F2.8フィルムTri-X400

 

図6.NikonDf,AF-S NIKKOR28-300/F3.5-5.6、デジタル

 

図7.LeitzM4-P、ELMARIT28mm/F2.8フィルムTri-X400

 

図8.LeitzM4-P、ELMARIT28mm/F2.8フィルムTri-X400

 

図9.LeitzM4-P、ELMARIT28mm/F2.8フィルムTri-X400

 

図10.NikonDf,AF-S NIKKOR28-300/F3.5-5.6、デジタル

 

 図1と2は、ニコンF3とツァイス・プラナーで撮影した画像である。さて手元のライツレンズの画像を図3以降にアップさせた。どちらもフィルムで撮影したので比較してみようというわけだ。さらに同アングルからのデジタル画像も加えた。

 概してわかることは、ニコン・フィルムと比べればフイルム・ライツ画像は大変軟調な写り方をするようだ。その分細かい描写も写し撮ろうとしているかのようにもおもわれ、デジタル画像と比較すると背景のボケ方などはウルウルにボケているようだ。綺麗な表現であるが、といってそれ以上のものでもないと評価しておこうか。ライツ・エルマリートは、1960年代の描写なのだろう。

 以前ライカウィルスに感染した研究者のU君からレンジファィンダーのカメラはお勧めですよといわれ、虫干しを兼ねて手元のライツを、コロナウィルス感染拡大最中の京都の街で使ってみた。もちろん1960年代製のライツ・エルマリートは、盛大にハレーションを起こし、それがむしろ立体感をもたらし、なだらかなトーンでコントラストが弱く、線が弱々しくシャープで、空気を感じさせる描写は絵画的であり、時と場合と私の気まぐれによって使えるのだが、しかしそれだけのものです。

 以前ブログでも書いたがライカのMマウントは、レンズが外れやすいという欠点がある。いまなら1本100万円はする法外に高いライカレンズをドナウ川に落とした、といわれたらワーゲンが川に突っ込んだみたいな被害だ。

 20世紀に世界のフィールドで活躍したライカも、今では持っていて格好がよさそうだとするファッションブランドに成り下がってしまい、もはやフィールで使える実用機材ではない。

 それにデジタルの進化が早く、最新型ライカM10のボディを買った迄はいいが、100万円のレンズが買えない。首を長くして貯金をため、ようやく100万円のレンズが買える頃、ボディは次の進化をするだろう。

 近年ダイビングをしているので、Goproが常用フィールド機材になってきた。もちろん動画も静止画も撮影できる。私達がテレビで見ている画像もGoproで撮影された画像が多い。軽く小さいのでドローンに積載して世界の風景を、これまで撮影できなかったアングルから撮影できるようになったし、私のように水中へ潜って撮影することもできる。いまフィールドで活躍している機材の一つだろう。

 そんなことを考えていると、目下ライカで撮りたい被写体はなく、グッバイ・ライカ!、だ。

明日から「小説:小樽の翆」に戻ります。

 建築のデザインを考えている時は、暗黙のプレッシャーがかかっているようでストレス倍増です。そんなストレスを解消させてくれるのが小説:小樽の翆のイラスト描きです。おなじドローイングなのに不思議なもんです。コロナ禍で外へ出るのがはばかれる時代、やはり家隠り族には、官能的な話題が必要なのでしょう(^_^)。

一番小さいのがGopro7、左は水中用のハウジングとINON水中魚眼レンズ

 

京都市

トップ画像:NikonF3HP+MD4、CarlZeiss Planar50mm/F1.4、トライ-X400

2枚目以降:Leitz M4-P,ELMARIT28mm/F2.8,トライ-X、NikonDf,AF-S NIKKOR28-300/F3.5-5.6

現像所:写真弘社

 

コメント
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