コロナ禍だからフィールドへ出かけることがない。
当然画像も話題もない。
こういうときクリエイションをしていてよかった。
小説小樽の翆は、文章も挿絵もクリエイションだから、いくらでもつくることができる。
そうはいっても薄暮の頃、毎週所用で少し出かける。
出かけたついでにタウンスケープを撮影している。
画像は、今年の1月〜2月にかけての普段使いの冬の京都だ。
フィルムで撮影し、photoshopで補正しているので写り方はデジタルと変わらない。
だがネガの粒子を感じるところがデジタル画像と大きく異なる。
冬の殺伐とした世界に、ネガの荒れた粒子の画像が似合いそうだ。
クロッキー教室があるので毎週京阪で薄暮の頃に出かける。
陽が伸びて今では、明るい夕方の風景になってしまった。
これは少し寂しい。
やはり薄暮の頃の街が美しいのだが・・・。
電車を降りて商店街を通り抜ければ酒蔵と運河がある。
今のこの商店街は元気がない。
やはりコロナ禍のためか、往事の人出もなく閉じている店も多い。
寂しい時代だ。
これを一巡してクロッキー教室へゆく。
さて、今日の裸婦はどう描こうかなぁーー・・・。
2021年1月〜2月 京都市
NikonF3HD+MD4,Carl Zeiss PlanerT*50mm/F1.4ZF2、Tri-X
現像:写真弘社