Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak558. 小樽の旅41.補遺 赤外線フィルム調の補正

2021年06月16日 | field work

 

 実は大学の教員時代に、街の写真コンテストがあり自治体から審査委員長として呼ばれたことがある。

私の他に審査員は、地元の写真家、グラフィックデザイナーであった。最初に写真家目線で優れた作品が選ばれたが、その中でグラフィクデザイナーから気持ち悪いとする指摘があった。当然技術は優れていても撮影の考え方や感性が欠落していたから、私は没にした。

かつてのフイルム時代の写真コンテストは、技術繚乱の時代があった。だから風景写真は、レンズに赤色フィルターをつけ赤外線フィルムで撮影する手法が一般化していった。今、赤外線フィルムは入手できないが、Photoshopで簡単に類似の効果が出せる。その方法を紹介しておく。

先ず、カラー画像であることが前提条件。

効果が高いのは、晴天時の青空が出ている光のコントラストの幅が大きいことである。

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Photoshopの使い方

1)ツールバーのイメージ→自動トーン補正、自動コントラスト、自動カラー補正はおこなったほうが効果的。

アップ画像は、函館本線の雪で汚れた窓から撮影しているので、これらの自動補正が必須だった。

2)ツールバーのイメージ→色調補正→白黒...。

白黒のカラー設定画面が出てくる。

レッド系、イエロー系、グリーン系は右側へ、シアン系、ブルー系を左側へ△マークの矢印を移動させる。

これでOK。

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このように簡単にできる。

もちろん補正量でトーンの階調は調整できる。

アップ画像は、max値まで移動させた。

 

今ではこうしたテクニックもPhotoshopで簡単にできるようになった。

だからこんな技法に依拠した写真がコンテストに出品される事も、今では少なくなっただろう。

写真は、撮影以前の基本的考え方、つまりコンセプトとか、これにもとづいて風景を切り取りとったりできる感性や、沢山の写真なの中からストーリー化できる能力などが必要になってきた。まあ今では、それが当たり前の事だけど。

さてコロナ禍の隙間をぬって出かけた小樽のフィールドワーク・シリーズも41回を数えた。

あとは、今年の冬にまた出かけようと目論んでいる。

 

追記

1日たつとワクチン接種の違和感もなくなる。

緊急事態宣言で京都アクアリーナが休館だったので、増えてしまった体脂肪率がようやく下がり始めた。

この調子でグングンゆこう。

6月半ば梅雨の頃、京都は青空こそ見えない事はあるが晴れている。

雨といっても、予報通りお湿りが来る程度だ。

ヤッケをきていれば傘はいらない。

さてこの時期こそ、システムの入れ替えだ。

いまやって置かないと盛夏の頃には、そんなことをする意欲がなくなるからだ。

OSを最新にしたら、2012年製のMac miniの速度が格段に遅くなった。

それに画像のストックスペースも満杯になりつつある。

今度は8TBのハードディスク。

デジタルって画像をストックしようとするとメカが不可欠。

ネガの方がファィル1冊で相当数保存できるし、こちらの方がスペースもコストも低いのてはないか。

まあ画像データなど消去してしまえばよいのだが・・・。

 

2021年2月〜3月 小樽市・積丹町美国

NikonDf,Carl Zeiss Distagon 25mm/F2.8T*ZF、Carl Zeiss Macro Planar100mm/F2.0T*ZF

1)ISO640,露出補正0,f/11,1/1000

2)ISO200,露出補正0,f/8,1/640

3)ISO400,露出補正0,f/8,1/640

4)ISO200,露出補正0,f/8,1/1000

5)ISO200,露出補正0,f/8,1/1000

6)ISO200,露出補正0,f/5.6,1/500

コメント
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