Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング538. 小説:小樽の翆466. 小樽のシャコ

2021年11月09日 | Sensual novel

 

 小樽の山の紅葉も終わりかけているな。

そんな紅葉を描いたスケッチを抱えて夕方家に戻ってきた。

翠は日勤なんだ。

ほどなく翠が生協の袋を抱えて帰ってきた。

翠「アチキー、シャコを買ってきた」

「おおっ、大きいシャコじゃん」

翠「小樽のシャコはみんな大きいんだ。なんかつくってぇー!!」

「ぎょ!、ならばWEBで調べて・・・なるほど身が柔らかいから難しいんだ」

ハサミで頭をおとして、次に両端の殻を切り落として、しっぽの先まで切り落として、皮側に身が残らないようにはがして、背側をさばいて、ようやく寿司屋のシャコに近い状態になった。シャコってこんなに手間がかかると思うと寿司屋で軽くたのめないなぁー。

沢山あるので食べがいがある。

シーザーサラダにしてもいいし、生春巻きにしてもいいし、シャコご飯という手もあるし、あるいはカマンベールチーズがあるからアヒージョもできるのか・・・。

シャコご飯にしようかな。

蒸し汁

酒1/3カップ、みりん1/3カップ、砂糖大さじ1、うす口醤油小さじ1/3

米3号、コンプ10センチ、酒大さじ1、塩小さじ1/4、だし汁は炊飯器の水量分

ひじき6g、ニンジン60g、こぼう30g、干し椎茸2枚

具の煮汁

だし汁大さじ1/2、酒大さじ1、みりん大さじ1、しょうゆ小さじ2

①シャコを煮る
シャコの蒸し汁を合わせて煮立て、シャコを入れて3分ほど蒸し煮にした後バットに取出しておく※蒸し汁は米を炊く時に入れるので捨てない
②米を炊く
米は洗い、分量のだし汁に①の残りの蒸し汁を加え、酒・塩・コンブを入れて普通に炊く
③具を作る
ひじきは5倍の水で戻し、シイタケも戻して細切り、ニンジンは2.5センチの千切り、ゴボウは細かいささがきにする。水気を切った具材を、油を熱した鍋で炒め、【具の煮汁】を加えて中火で5分、汁が少し残るまで煮る
④ご飯が炊けたらコンブを取出し、③を煮汁ごと加えて蒸らす
⑤ご飯を飯わんに盛り、①のシャコをのせる

・・・

そんなわけでシャコ丼とシャコの刺身で夕飯だ。

手間はかかったが、シャコ固有の淡泊な味が旨い。

料理も疲れるのだ・・・、でっ、その後は翠を抱いて熱く燃えて眠ってしまった。

・・・

小樽の夜も長いのだ。

コメント
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