COVID-19の緊急事態宣言が終わった翌日10月1日に、私は沖縄に飛んだ。
といって直ぐに飛行機や宿が手配できるわけでもないので、3週間前から感染症のデータを集め回帰分析で予測をたて、この日なら解除されるであろうという狙いを定めて旅程を組んでいた。実際その通りになった。といってそれは自慢できるものではなく、ダイビングボートには地元沖縄のダイバー達を乗せて定員一杯の盛況だった。あれっ!、俺だけが取り残されたみたいだった。1年3ヶ月ぶりの3日間のダイビングだった。
ブランクがあくと潜れるかとする不安はあったが、耳抜きをクリアするとゆけそうだと実感し、最初のワンダイブを終えると、いつものダイビングに復活して安堵した。
この時になると、次第に魚の種類が少なくなってくる。いつも見かける沖縄の魚であるデバスズメダイの群れに遭遇する。サンゴの頭を手で払うと、群れ全体がスッとサンゴのなかに身を隠すことが特徴だ。
台風通過後の余波もあり、海面は波が高く、水中は少し濁っていた。そのあたりが、真夏とは少し違う水中環境だ。
今回沖縄に行こうとする目的がもう一つあった。
それは今年書こうとしている学術論文の素材を集めること。だから台風でダイビングができなくても、せめて論文の素材は必要だったし、執筆時期を考慮するとこの時期がギリギリのタイミングだった。
Gopro7
1)ISO401,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
2)ISO179,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
3)ISO410,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962