地獄坂の階段に腰掛けて、下校途中の小春と歓談している。
アチキは、スケッチ徘徊の帰りにいつも地獄坂を下ると菁園中学校の放課後に遭遇する。そして窓から小春に呼びかけられた。
「あの樹木の紅葉が今年最後かなぁー」
小春「冬、どうしようかなぁー!。ユウ君と初エッチしたのが去年の10月15日でしょう。それからグングン小春も成長したし、まあユウ君とのエッチも頑張ったかなぁー」
「はあ!、まあそれで成長が早まってよかったですねぇー」
小春「だからねーぇー、回りの生徒がすっごい子供に見えるの。といって刺激するわけにゆかないじゃん」
「一応気を使っているわけだ。でも水泳の部活で美ボディを自慢できるじゃん」
小春「うん、それって回りから全貌の眼よ。一寸刺激強いかなぁー」
「まあ成長のテンポが早いだの遅いのは、個人差の世界でしょう。枕上手と料理上手という言い方がある。小春は両方できるんだ」
小春「ふぅーーん、どっちも慣れだからねぇー」
この話題じゃ興味がわかないか・・・。
小春「この間クラスの道徳の時間に、処女の担任の先生が、『くっつけっこなんて遊びをしてはいけません!、みなさんそんなことはしていませんよね!?』だって。だから経験済みの女の子と机の下でVサインよ。それである女の子が、何歳になったらできるのですか?、って質問したわけ。そしたら先生は『二十歳かな!、いや結婚してからですぅーー』だって。だから首を立てに降りながらお腹の中で大笑い。
「知らぬは先生ばかりなんだ」
小春「もう5人は経験済みの女の子がいるんだ。数増やしたろ!!。もっと刺激してみんな初体験をさせちゃえばいいんだ。でっ、男の子は童貞卒業!!。それだな小春のミッションは!!!」
「はぁーっ!、なんか男の子と女の子の仲の良いクラスができそうですねぇー」
小春「でしょう、いいと思わない!?」
「みんな仲良く、というのは学校の標語だから、それでいいのかぁー」
小春「そうよ!、それで決まりっと・・・」
そういって小春は、ユウ君と帰っていった。
・・・
木枯らしが吹いてきそうな寒さを感じる季節になってきた。
遠くの海は白波がたっている。
霜がよく降りるようになった。
もう冬が近い小樽だ。