Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fisheye46. 水中の食物連鎖

2021年11月14日 | diving

 

 スカシテンジクダイも沖縄を代表する魚だ。大変小さくボディは透明で、そして意志もなく同じ方向へ動き大量に群れている。それがもう一ヶ月もすると消えてしまう。つまり大きな魚の餌になってしまうわけだ。海のなかにも食物連鎖があるが、その構造を解明した論文はみかけない。範囲が広すぎて全体を捕まえられないのだろう。

つまりスカシテンジクダイは、食門連鎖のプロセスに組み込まれている。

こうなると魚眼レンズで撮るには小さすぎるので、ニコンのクールピクスで撮影する。だからニコンもまだ活躍する余地がある。これに着脱簡単な魚眼レンズをつけてくれれば申し分ないプロダクトだったが、WEBに大量の画像が撮られている時代に背を向けている企業だ。当然近年没落傾向が顕著だし、私にとっては昔のような魅力的な製品がみられない。

それは、今でもニコンF3+MD4を使用する者として歯がゆいことが、そろそろニコンフリークの看板を下ろそうか。もう使う必要も関心もないニコンだ。

夏の甲子園でスタンドから少し型落ちしたニコンやEOSのプロユース機材で仕事をしてるオッサン達の姿を見かけた。その姿は、ああっ!、これはオッサンテイストでダサイ。こういうテイストからは遠ざかろう。プロカメラマンという商売が成立しない時代にプロユース機材はありえない。

2つの画像を見比べると、画質は一緒だ。Goproなど大変小さなイメージセンサーで、すごくよく撮れており、実際テレビ局でもドローに積んで多用されており、そうした画像を私達もよく遭遇する。

一眼レフを三脚に据えて構えるのはオッサンの仕事ではなく、今はSONYにジンバルをつけて動きながらの動画でしょう。

そんな映像を1970年頃の映画で見た。C.ルルーシェ監督「男と女」だった。ドキュメンタリーの監督だったから、撮影機材を自在に振り回し、それが妙にリアルな現場の時間を感じさせてくれた事を思いだしていた。だから静止画は、とっくに終わっていたのだろう。

 

沖縄県慶良間諸島

Gopro7

1)ISO517,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962

Nikon CoolpixW300

2)ISO125,焦点距離13mm,露出補正0,f/4.5,1/200

コメント
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