京都の紅葉も毎年夜だけは出かける。
清水寺、高台寺、永観堂の3箇所のナイトスケープは、ほぼ毎年訪ねる。このなかで難儀なのが永観堂。まず立地が遠い。すくなくとも地下鉄で蹴上までゆかなければならないし、家から歩いて・・・、というわけにはゆかない。
それに永観堂の夜間拝観は、いつも延々と長蛇の拝観者の列が続き、それに山沿いに立地しているから大体が寒く、私にとっては難儀なところだ。ここはパスしても良いだろうと思っていたら、幸い蹴上げにゆく用事があったし、不思議とこの日だけ暖かく、そして拝観者が意外にも大変少なかった。
紅葉の永観堂とガイドフックには書かれてあるが、既に紅葉は散ってしまったが、それでも夜のライトアップされた庭は、少し幻想的な空気も漂う。まあこんなもんでええんじゃないと京都人は思うけど。
後で撮影画像をチェックしていたら、撮影機材の夜の光の設定をしてなかった。そうなると全体に黄色く被るが、よしとしよう。
それに動画から静止画を切り出しZeiss風色彩に変換し、ここまで手を入れると元画像の階調など、どうでもよくなる。そのあたりが動画撮影のイージーゴーイングなところだ。どうせ動画だし・・、という気楽な気分が優先する。
KYOTO EIKANDO NIGHT SCAPE