Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング564. 小説:小樽の翆492. 冬まっただなか

2022年01月04日 | Sensual novel

 

  正月も三が日が終われば、エッセンシャルワーカーの翠は、朝から病院へ出勤してゆく。

さあ仕事始めだといっても、アチキは大学の最初の講義が始まるのが8日以降だから、マイペースの1日の始まりだ。であれば午後からレンタカーで郊外の風景を描きにゆこう。

そんなわけで、雪国の茫洋とした色のない風景を描いていると体が完全に冷えてくる。そこが引き上げ時。街へ帰ってコロンビアでココアでもすすろう。隣の画材屋もまだ締まっているか、明菜姉ちゃんはいない。もう夕方だもん、1日の起つのが信じがたいほど早い。まあ起きたのが昼頃だったから。

うーーん、寒く寂しい時間だ。コロンビアでスケッチの整理をしていると、翠からスマホメールだ。こういうときは、今晩なににしようかという相談だ。

翠「アチキー、起きている?」

「起きてるとは失礼な、いちおうスケッチを描きに郊外へでかけた。体はカチンカチンに冷えている」

翠「じゃあ、神佛湯の家族風呂で待ち合わせて、房ちゃんの店へゆこうよ」

そんなわけで、商店街を通り抜けて神佛湯で翠と待ち合わせだ。平日だし時間も早いからすいている。ほどなく翠もやってきた。早速湯気が立つほど温まっている湯船につかる。凍りきった寒い体が拒絶反応をしながら湯になじんでゆく。頭がクラクラとして気持ちがいい。翠がはいってきた。

翠「アチキー、たつかなぁー」

そういってペニスをしごいている。さっきまで酷寒の環境にいたというのに、女はそんなことには無関心だ。

翠「あっ、たってきた、入れるね・・・」

そういって翠を後ろから抱えてペニスを翠の膣にいれて二人で温まっている。それはなんか不思議なカツコウなのだが、ペニスが萎えそうになると・・・

翠「しぼんじゃダメよ」

そういって膣をしめつけ、腰を動かして元気にしてくれる。

寒いから無気力にアチキの指が翠のおさねをなでている。

翠「ウウッ・・・」

小さなため息が可愛い。出会ったばかりのカップルだったら激しく燃え上がるところだが、こちらは種火のように静かにくすぶり続けている時間が長い。

そんなふうに翠の膣に入れながら今日の出来事を披露する。時々翠のうめき声が色を添える。

翠「そろそろ、だす?」

翠を抱えて湯船からあがり、翠に壁に手をつけながら後ろから激しくつく。

翠が激しく腰を前後に揺すりながら、ウグッといった瞬間に射精して終わる。

翠「体が覚めないうちに着替えて、房ちゃんの店に行こうよ」

そんなわけで、残渣がないように湯船の湯をばらまきあがる。湯船に長くつかっていたから体は湯気がたつほど温まっている。

セックスもやり慣れたカップルだと、快感を楽しむ時間が相当に長い。

そそくさと着替えると、だって翠は頭にタオルを巻いた状態なんだけど・・・、それでタクシーを捕まえて房ちゃんの店へ逃げ込む。

新年の挨拶もそそくさと・・・・

翠「今日は、暖かい泡盛とシチューがいい」

房ちゃん「湯上がりだねぇー。家族風呂にお店がついていたほうがよかったね」

それじゃ温泉センターだけど・・・。

冬恒例の家族風呂セックスと房ちゃんの店バージョンだ。

・・・

小樽も冬のまっただなかだ。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする