Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング590. 小説:小樽の翆516. リュウ君の堅実な話

2022年04月07日 | Sensual novel

 

 4月は、物事が新しく始まる機会が多い。そうはいっても、いつもと変わらない日々が続く退屈な時間だけど・・・。

午後青森のリュウ君からお茶のお誘いぐらいか。

インポ治療の帰りのリュウ君と午後のお茶。

「まめに通院するねぇー!」

リュウ「うん!、まあ上さんをガッカリさせたくないズラ。それに薬を処方してもらうと、あっちが調子いいんだよ」

「恋女房のフィリピーナだからなぁー、仲いいよね」

リュウ「まあ、上さんから惚れられているからね」

「フィリピーナは、ひたむきに愛するわけだ」

リュウ「それがあっちじゃ普通だよ。女も二十歳になると彼氏がいるのが当たり前だし、25歳までに結婚しないと変人扱い。そんな風潮ズラ」

「それで晩年まで一緒に暮らすわけだ」

リュウ「いつも連れ合いがいるというのが当たり前なんだ。だからみんな結婚するときは処女だよ。それで即子供をつくるからねぇー・・・」

「セックスは子供を作る手段。当たり前か・・・」

リュウ「そうだよ。快楽を楽しむというのとは少し違うかな」

「じゃあ、日本も結婚相手は処女がいい!」

リュウ「それいっちゃったら、日本人の女の子から狼煙があがっるズラ・・・」

「だ・よ・ね。散々遊んだあげくの結婚だから・・・・」

リュウ「散々遊ぶっていうのは、まあ彼氏が旨いことできなくてとか、何かの理由で結婚できなくてとか、それなりの理由があってお気の毒様なんだよ」

「日本は、お気の毒様の女ばかりかぁー」

リュウ「だって相手をとっかえひっかえなんて煩わしくないかなぁー。みんなあっちは一緒なのにさ」

「まあ、メディアの幻想に踊らされやすい女ばかりだからかなぁー!?」

リュウ「踊らされたって相手がいなきゃ、つまんないよ。そこだよね・・・」

そういってリュウ君の堅実な話がつつく。

コメント
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