明治、対象、昭和の小樽の写真をみると、繁華街に多くの人たちが繰り出し大いに賑わっていたことがわかる。石炭産業、鰊漁、等の基幹産業で都市形成を果たしてきた小樽も、今は観光産業にとってかわっている。といって今は、往事の賑わいがあるわけではない。
1960年に人口20万人、現在は11万人の都市である。人口減少が街の衰退を感じさせる。そんな往事の名残を留める繁華街の花園界隈も閑散とした空気が漂う。
これに追い打ちをかけるようにパンデミックで閉まっている店も多く、夜はゴーストタウンに近い。まん延等防止等重点措置が適用されている北海道にあって、一番寂しい時期に私は通り過ぎたようだ。
さて仕事の帰りの遅い昼飯。気分はハンバーグ定食かパスタを希望している。少し注意深く歩き回れば、どこにでもありそうだが仕事の後で疲れており、先ずは椅子に座りたい。結局コロンビア珈琲。アチャー!、おばはん一人か・・・。こういう時は時間がかかる。それでもフカフカの昭和の椅子に座れり、30分ぐらいスマホをつついてようやくハンバーグ定食にありついた。私は観光客相手の店にはゆかないので、昼飯探しは少し面倒くさい。
598花園の昼下がり
動画:α6000,FE10-18mm/F4.0,AVHC、静止画:iPhon13pro