Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

フィールドワーク595. 美国茶津の鴎

2022年04月16日 | field work

 

 海岸沿いの道を歩いて漁港まで来たら眼前に2羽のカモメがラブラブ状態だ。地上に立つと意外に大きく人間の胸の高さまでありそうた。おっ撮影機材を構えようとしたら空気の波動を感じたのか、飛び去ってしまった。多分彼らは眼よりも微妙に動く空気の波動を感じる感覚の方が優れているのだろうと思った。

 そんな漁港から直ぐ近くの茶津トンネルを抜けて海岸へ出てみた。宝島がドンとみえる位置まで来ると、いるわいるはカモメの群れが。彼らは産卵の時期になると外敵から身を守るためにコロニーをつくるというのは、どこかの本で読んだ。しかし産卵の時期は春から夏だからまだ早い。一体あのコロニーはなんなのだろうか。いやこんな漫然と広がっているのはコロニーではないのだろう。

 鴎は暖かくなったら北へ旅をする渡り鳥だ。眼前の姿は旅立ち前の栄養補給だろうか。カモメは列になって飛ぶ。先頭が空気対抗が大きく2番眼以降は、10%位空気抵抗が減るという話を読んだことがある。多分先頭が疲れたら次の鴎と後退するのだろう。そうやって入れ替わり立ち替わり先頭を交代しながら旅を続ける。宮崎県から中国黒竜江省まで飛んでいったとする調査記録が残されている。

 それならば、私の小樽・積丹徘徊なんて旅のうちにはいらないのだろう。いつもの茶津の宝島の画像をツァィス風に仕立てた。うんなんとなくツァィスだ。人間の関心は、見ている現場を離れると遊び心の方が増してくるようだ。

 

595 美国漁港 茶津

 

撮影:SONYα6600,FE18-135mm/3.5-5.6

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする