2月下旬、札幌市の豪雪時のニュースを見ていた。交通機関は路線バス以外は全て止まっている。調べると旭川空港がオープンしている。ゆけるのか・・、アカン。旭川から小樽へゆく交通機関がない。こちらは研究者なので、その程度の物見遊山ぐらいで出かける事はない。
だが小樽市役所や図書館に研究資料があるとする連絡がきた。やにわに申請手続きをすると資料を探しに小樽へ行かざるを得ない。そして豪雪の小樽を撮影できる機会があるではないか。この冬二度目の小樽へ旅の機会ができた。
そうなると旅支度だ。文献複写する場合は、使わなくてもニコンDfとマクロレンズが必要になり荷物が1kg増える。そこでSONYのマクロレンズを中古で調達した(仕事用は安く納めるプロ意識の欠如だが・・・)。するとSONYαを2台とニコンF3+MD4だけですむ。当然フィルムは先日調達したトライ-X400が10本はある。そして寒波も通り過ぎた翌週再び小樽へ出かけた。
次に映像用にSONY6600と6000だ。レンズは18-135mm/f3.5-5.6と10-18mm/f4.0の2本。これでデジタルズームを使えば300mmの画角も撮れるし、歩きながらの超広角撮影もできる。
そして仕事用マクロレンズ30mm/f3.5は重さ138gと破格に軽い。これでニコンDfとマイクロニッコールを省けることができ1kgは軽くなる。もちろんαのマクロレンズは、最大撮影倍率が等倍。文献複写の必要があるときに備える。地図のような大きな文献なら、ニコン用Distagon25mmをマウントを介して使う事ができる。
これならフィルムと映像撮影の機材が揃った。外付けマイクを用意してなかったのは残念だがカメラの内蔵マイクで代用。
あとはカメラのバッテリー急速充電用CUBE2、PCやスマホ充電用に4ポート対応のCIO充電器、撮影画像のストック用にSanDiskの1TBのSSDがあればよい。それにジンバルCRANE M3とトラベル三脚VESTA TB204CBを加えよう。もちろんMacBookproは必須だ。映像撮影は、附属機材が増えるからニコンDfを外したのは正解だった。
機材は万端、しかし撮影できなかったという場合だってある。例えば仕事が予想外に忙しく撮影どころではなかった、寒さで気力が萎えてホテルに閉じこもっていた、3度目のワクチン接種をしたにもかかわらず感染した・・・、といった具合に旅は、その先の事はわからない。
だが天候が悪く飛行機が飛ばず帰れないときでも空港の床寝で夜をあかす愚策はやりたくない。そのときはホテルに戻り、映像編集の続きをしたり、近所の撮影をしたりといった具合にポジティブな時間ですごしたい。
旅は、家へ帰るまで予想外の事が起きる。そして突然暇な時間が大量に発生することだってある。そんなときこれらの機材は、時間つぶしと心の慰めになるだろう。さて仕事の合間に撮影した映像を、明日からアップできればと思う。
iPhon13pro
ISO80,焦点距離69,露出補正0,f/1,5,1/120
ISO40,焦点距離44mm,露出補正0,f/1.5,1/120