美国は、6月からウニを食べに出かける観光客が多いところだから寿司屋はいくつかある。わざわざ北海道まできたのだから、毎日モスバーガーはないだろうと普通の人は考えるかもしれない。
でも私は、毎日モスバーガーでよいと思っている。京都に住んでいるから美食はいつでもできるし、それよりダイエット族には肥える事の方がダメージが大きい。実際小樽に来ると3kgは太る。だから京都に帰ってからジムに通いせっせと減量に努める事になる。1週間ぐらいすると減量できて安堵する。
それでも市場に行くとウニなどが売られ、ウニ丼もあるではないか。冬の時期は冷凍だろう。当然私は食する季節ではないのでパス。料理には、美味しく食べられる季節がある。
そんなことよりは、身体を温める方が先決だ。この日も「やまとみ」で味噌ラーメンにありついた。気温零下の環境でたっぷり撮影し冷え切った身体に味噌ラーメンが心地よい。そして帰りのバスで午睡し気がつくと小樽に着いている。ドラえもんのどこでもドアみたいだ。早速駅のカフェで頭を目覚めさせながら、今日は小樽博物館を訪ねよう。館長もしばらくしてから帰ってくるというので情報をもらえるかもしれない。実は、これが大正解であり、翌日も文献複写に訪れたのだった。
605 美国・さてお昼にするか・・・
撮影機材:α6600,FE18-135mm/F3.5-5.6、iPhon13pro
追記
美国の話を続けていたら、テレビが知床観光船遭難ニュースを放映していた。私もダイビングで同規模の船で出かけるが、それにしても3mの波で船が沈没するとは考えられないというのが私の最初の関心だった。実際私も3mの波の時に船でダイビングに出かけたことはあるが、傾き揺れても沈没の危険性はない。
この点についてメディアは報じていないので、私の推測だが、シケの時間帯になり恐らく数m以上の波に遭遇したということだろう。
もう一つ私が関心を持ったのは、知床観光船の出航時間である。3時間の航海で午前10時出港は明らかに遅すぎる。それではシケの時間帯に被ってしまう。予報通り自然は正確に変化してくるから、もし出航するならば、観光客やツーリストの都合ではなく自然の変化に合わせるべきだというのが私の考え方。
当日は午後からシケになることが、今の正確な気象予報で分かっていた。こうした天候は台風が頻繁に通過する沖縄県でもある。そのときは午前7時位に出航し昼前早くに戻る航海になるか、あるいは欠航して陸からのビーチエントリーになる。従って知床観光船は、当日の天候であれば午前8時前には出航していなければならなかった。
そこに観光客やツーリストの無理な注文を配慮しなければならない、観光船の宿命がありそうだ。午前8時出航では観光客から不満がでるのかもしれない。自然の変化は、観光客やツーリストの都合や不満に合わせてくれないことを理解すべきだろう。
もう一つメディアは、捜索は観光船沈没付近とステレオタイプ化した報道をしていたが、実際は潮の流れを加味して捜索するはずである。実際十数キロ離れたところから遺体や浮具を発見したのだから、今頃はロシア領海位まで押し流されているだろう。
だが初動捜査が遅すぎた。人間は水温5°では1時間位しか生存できない。その1時間以内に即座にヘリ(船は数時間かかる)を飛ばし救援できなかったのは決断が遅すぎたと私は考えている。
こうしたネガティブな要因が積み重なって事故は発生したと思われる。いずれ国土交通省の運輸・安全委員会が事故調査報告書をまとめる。その報告書には工学の専門家としては興味がある。
ブログの読者からの指摘事項
1時間以内の救助は無理とする指摘。
海上保安庁のWEBサイトによれば、第Ⅰ管区海上保安本部は小樽に本部を置き、19箇所の保安部署・航空基地と14機の航空機と37隻の巡視船艇を要している。
このブログでは、「1時間以内の初動捜査が遅すぎた」と書きました。しかし直近の釧路から救難ヘリを飛ばしても現場まで1時間かかります。従って「1時間以内の初動捜査は最初から無理」と訂正します。