私の場合、いつも拠点を定めて同じ所を旅することが多い。沖縄などはその典型であり、ダイビングがあるから宿を決めてしまったらもう動かないとする意識がある。
北海道だって、冬の知床半島などに魅力を感じるが、そもそも流氷船ぐらいは動くかもしれないが、半島をぐるってまわる船など冬にあっただろうか?。冬は観光シーズンではないからお休み、というところは多い。
観光シーズンであろうとなかろうと、そして豪雪であっても美国の日常生活機能は維持されている。例えば美国と小樽間の路線バスだってめったなことで止まらない。そんな足腰の強い日常生活機能で、私の美国の徘徊ができている。
旅の鉄則として絶対に観光ルートにのってはいけない、と私は考えている。観光客がなければ、そんなルートはいとも簡単に閉鎖されてしまい、こちらの身動きがとれなくなる。それでは被害甚大だ。ということを京都に住んでいるから経験的にわかる。観光客が沢山ゆくところにいったらアカンのです。以前そんなルートに季節外れの時期に乗ったら、たしかお昼が食べられなかったこともある。
だから旅は地元の日常の生活ルートを行くのが正解。豪雪でもしたたかに動く路線バスは雪国の空気を感じさせてくれて、実はそのほうが被写体が多い。
さて、今日は「よしとみ」で味噌ラーメンを食べて帰ろう。午後は仕事だった。
602それでも毎日の生活は続く
撮影機材:α6600,FE18-135mm/F3.5-5.6