秋の都心の紅葉が始まる前に新町病院の耳鼻咽頭科へでかけた。病気ではなくいびきを改善しようとう殊勝な考えからだった。新町病院の正面が民家が並ぶ六角通りだ。比較的古民家が残っていることもあり、私好みのストリートだ。
少し東にゆくと安八百屋叶屋がある。京野菜がスーパーより安い。民家沿いに歩くとビルの狭間に、この通り名の由来である六角堂がある。道行く商人が頭を下げてゆくなど、今も京都人の信仰のよりどころとなる寺院だから訪れる人も多い。隣の池坊のビルに上がれるので、境内を上から望むこともできる。さらに東に進むと老舗が点在し、典雅文具の嵩山堂はし本を越すと寺町通りだ。ここは随分前に牽引してきた社長が亡くなりインハウスデザイナー達はどうしたのだろうか。六角通りは河原町まで続いている。
さてスーパーの八百一の近くまできたが、最近ここは元気がないからパスしよう。だってさっきの叶屋の方が安いしさ。ならば東洞院通りを下って大丸にゆこうか。
この中京区あたりも面白いところだけど、ビデオ撮影をするにのは、民家ばかりで自然の変化が少なく撮影素材に乏しい。六角通りを折れて御射山公園まで来たら銀杏が色づいてきた。来週は京都市内の紅葉も見頃になるだろう。
冬の気配濃厚な京都のシティスケープだった。毎年思うが、季節の変わり目が心地よい。これが真冬になると寒いだけで忍耐の二ヶ月間が続く。やだね。
iPhon13pro