月は地球を公転しているが、中心が少しずれた楕円形。月と地球との最短距離(近地点:約35万7000km)で満月となった場合を「スーパームーン」と呼び、本日が今年最大の「スーパームーン」の日。昨夜、4月7日、18時50~58分、北東の空にクリアにお月様をじっくりと見ながら、その近くを橙色の国際宇宙ステーションが通過という、天文ファンにとって、最高の観測でした。しかし、完全なる満月ではなく、近地点ではなかったので、今朝、4月8日、4時10~25分に、西方のお月様をもう一度観測しました。なお、近地点は、3時9分、満月は11時35分なので、これでも、「スーパームーン」を見たことになりません。まあ、今年はこれで満足し、次のチャンスを待ちます。ご存知だと思いますが、月の光が届いて見えるのは、1.3秒後です。また、太陽は8分後、天の川銀河の光は、28000年前の光です。過去が今でも見えるのです。兎に角、宇宙の大きさ、魅力には圧倒されます。
令和二年最大の月の大きさ、スーパームーンを観測。その時、北東に移動する光を発見。もしかしたらと思い、今調べてみると、国際宇宙ステーションでした。こんなこともあるのだと、感激です。
今朝の5時過ぎに、コンパクトカメラとスマホでやっと、並んだ木星・土星・水星(写真右から順に)を撮ることができました。
双眼鏡で見ると、土星の輪のようなものが見えました。
双眼鏡で見ると、土星の輪のようなものが見えました。
木星・土星・火星、そして、月がかたまって見える時期らしく、今朝の4時半~5時にかけて、東南の方向に明るい輝きを見つけたので、じーっと眺めていた。赤みを帯び輝いていたので、話題の変光星ペテルギウスかなと思ったが、どうも木星のようだ。その左下の三日月(下弦の月)が現れたからだ。初めてのことなので、カメラを取りに家に戻り、空を見上げると、空はうっすら青みがかり明るくなってきて、星は見えなくなってしまった。ほんのすこしのタイミングのずれで誠に残念、また、挑戦しよう。