平成30年「京たなべ同志社ヒューマンカレッジ」が始まった。冷たい風が吹く天候にもかかわらず、ほぼ満席に近い参加者で、元報道ステーションの加藤千洋氏による『習近平一強体制と一帯一路』の講演を聴きいった。分かり易く、丁寧な言葉で聞きやすく、好印象。朝日新聞記者として、海外駐在、北京滞在も長く、話のストーリー展開が明確であった。中国共産党(5年に1回の最重要行事)、全人代(国会)、党指導部体制(Chaina7)、任期の改正、習近平の3段階発展戦略(中国民族の偉大な復興と実現)、1帯1路とAIIB。歴史ある大陸、超大国の夢は、広大で、それに向かう中国の偉大さを感じながらも、毛沢東がたどった終身主席の一強体制から発生する大きな過ちを、習近平はどのように解消しようとしているのか、まさにしたたかな大陸人であると思った。
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