またしても、日本の政治の腐敗状態があらわとなり、連日連夜メディアで取りざたされている。政治とカネの結びつき、政治資金規正法や派閥の見直しが議論されているが、知らぬ答えずで押し通す政府与党に対して、有効打もない野党の追及力の低さに唖然としてしまう。国会議員の特権を許さず、個人と同様にすべての収入における所得税申告の徹底、違反時の刑罰、資金の使い方の公開をと厳しくすべきである。なぜ、お金が必要かは、本来の政策策定や実行よりも、有権者の選挙得票獲得にあると思う。そのために、人を雇い選挙区のイベントに力を注ぐのである。今回の問題は、自民党政党と権力者の傲慢さが招いた不祥事であり、国民が納得する説明がなければならない。併せて、またしても、このような事態になってしまったことには、国民の日頃の政治へのかかわり方の貧困さを表しているのではなかろうか。