三年ぶりに市民ねっとの楽学塾に参加してきました。本日のテーマは、「松井横穴古墳の発掘:古墳時代の京田辺」ということで、京都府埋蔵文化財調査研究センターで実際に発掘に携わり、現在、市文化振興室の若手、Aさんのお話であった。横穴発掘の実際を写真と横穴分布図で、臨場感豊かに分かり易く説明頂き、参加して良かった。講義を盛り上げる為に途中質問をすると、松井や大住の地元の方の質問が相次ぎ、それぞれに興味を抱いた。横穴古墳の葬られた人物と継体天皇との関係の追求は、是非継続してやって欲しいところ。こういう文化財担当が、現在でも一人であることは、我が市の文化振興への力の入れ具合が依然として貧弱であることを物語るもの。以前からの大きな課題であるがゆえに、教育委員会の文化振興における正式見解を今一度、聞きたいものである。文化振興計画づくり懇話会、市民参画検討会、文化振興室の組織化と2~3年かけてやってきて、幾つかを提言させていただいたけれども、まだこういうことであるということになれば、また厳しく訴えなくてはならない。担当者は、実に素晴らしい働きを行っているだけに、行政のトップ、上層部の文化学術振興における意識改革が必要である。一口メモ:質問があった大住車塚古墳のことを地元ではチコンジ山古墳というのは、智光寺あるいは地魂寺のことである。
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