戦国時代最大の出来事の一つである『本能寺の変』について、次から次へと、新しい出版物が発行されたり、ドキュメンタリー、ドラマ等で紹介されている。幾多の古文書、日記、軍記物、人物の公式記録・・・、これも多数あり。新たな書・資料が発見されるたびに、歴史ファンとして、胸をときめかすものになる。関心・興味が高まるのは、未だ、その真実が確証されていないところにある。昨年発見された石谷家文書等は、長曾我部元親、斉藤利三の不安な気持ちがよく伝わり、光秀の信長に対する思いも、伝わってくるようである。まさしく、一次史料から、社会状況を鑑みながら、当時を推測する面白味と自論を展開するところに、益々興味深いものとなる。6月に予定している、講演では、信長、光秀、家康、秀吉、朝廷、元親、義昭、本願寺、イエズス会、堺の商人の心の動きを出来事や事件に影響うけたものとして捉えうまくまとめて、お話ができたらと思っている。実は、いろいろ調べていて、もう一つ、興味深いことを感じている。少し長くなるので、別の機会に整理して述べてみたく思っている。
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