幼稚園児の頃に、名古屋の東山動物園に連れて行ってもらい、大きなゾウさんの前で、撮ってもらった写真を見たことがある。今ではその時の記憶は全くない。昨日の、新聞記事にゾウを守った園長が、京田辺市出身で、北王英一さんと知った。この名前は珍しく、知り合いのあの方の親戚ではないかという親近感が漂い、ここ最近、良い話がほとんどないだけに、少し心がワクワクしている。空襲が激しくなった戦争末期、動物圓のおりが破壊され、猛獣が人を襲うとして、軍より殺処分の命令が下る中、ライオン、トラが犠牲となったが、「ゾウは、家畜と同様おとなしい」と抵抗し、必死に懇願して、2頭を守り抜いたということである。戦後は、子供たちを名古屋まで連れてくる「象列車」を実現させ、ゾウを守った史実を題材に絵本や合唱曲が作られた。名古屋では、今年も関連企画が催されると聞く。こういう素晴らしい、心を温かく豊かにする人物の生き方、そして郷土出身者であることを市民や一般社会に披露し、学校教育だけでなく、地域文化の向上に役立ててほしいものである。
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