けいはんな情報通信フェア２０１２

けいはんな学術都市で住んでいる特権である『通信フェア』に無理をして、出かけた。
午前中は、文化講座の講演、終了後の質疑対応や後始末で、帰宅したのは、１３時過ぎ。
急いでおにぎりをほおばり、けいはんな向けて出発。
ちょうど、基調講演の『スパコンの京』の話に間にあった。
京の開発経過、事業仕分けにより予算ゼロを乗り越えての、世界１位。
でも、この速度は、１年で２倍を競うので、今では、１位ではない。
連続稼働時間、品質も含めての優位性。
自然・社会現象を数値モデルで作り、そのモデルを動かす。
複雑な方程式の近似式。
ここまで来ると、２０年前に苦労した解析シミュレーションの応用例の話が非常に鮮明に蘇る。
新薬は、問題となる部位を、たんぱく質で封じる、殺す、その組み合わせ形成。
なるほどと思った。数多くのたんぱく質の選択結合・組み合わせを出来るだけ早く、評価できるものとして、作り上げるシミュレーション。
いろいろな物の動きの拡大・縮小、目に見えないものを観察・予測・実験する。
こういうところに、京の活用有意義性があるとわかった。
生命科学、医療、創薬、新物質、エネルギー創成、防災・減災、、地球変動予測・・・。
確かにいろいろありそうだ。
でも、このことをきっちり専門家でない人たちにも説明できて初めて真の科学者である。