今は昔

 今は昔のことだけど、あの星は大変だった。
 2009年頃、海は酸化が進み、極地の氷は溶け出し、小さな島は沈み、陸地ではあちこちで山火事を起こし、砂漠化が進む。
 それまでいた生き物も日に日に減少し、死に絶える種も数万種とも言われた。
 気象も変わり、生物や植物の分布も変わり、全てのものが異変していた。
 人々の営む経済活動も100来の不況とも、その行き詰まりぶりは史上初だとも言われた。
 その上夏場にかけて、メキシコから各地に新インフルエンザが流行り、パンデミック寸前まで進行し、世界は恐れた。
 今は昔のことだけど、それから人々は何とか解決しようと多くの犠牲を払いながら力を合わせて頑張った。
 お陰で今は地球も生き物も人間も、皆落ち着き平和になった。
 人間は自分達の食べるものや使うものを、地球を勝手に掘り起こし競って奪い合うかのように持って行くのではなく、必要なものは、自分達で力を合わせて育て分け合う事を知った。
 ただそれだけなんだけど、、海の色は青く輝き、陸地の緑は蘇り、生き物も子供も皆、生き生きしてきた。
 これから? 
 やー、まだまだだよ。
 何をどう育てるか?力の合わせ方、育て方、分け合い方、
 それから、楽しみ方  これらは無限なんだ。
 なぜなら、  皆、誰もが、豊かで幸せになるのを願っているのだから。
 今は昔のことだけど、お陰でやっと方向が分ったんだ。

 
 
 
 

 
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戦争無には生きられなくなった国

題名は寺島実朗氏がアメリカを表した言葉である。
 確かにイラク戦争は世界経済の危機を招いたカジノ的な金融企業の仲立ちによる産軍複合体の復権ともいうべき事態だった。
経済が立ち行かなくなり、イラクからは撤退するが、「戦争をしなくても飯が食える国」へと構造転換するには距離がありそう。
 世界は元々の国家の機能としてか、国際的な脅威から守るためか、或いはアメリカ的に経済浮揚のためか、何らかの準備をしている。
 超大国アメリカが経済的な理由や国の内外からの圧力で【戦争しなくても飯が食える国】へと構造転換へと進むならば世界は大歓迎だろう。
 何故なら他の国は、経済も軍事力もアメリカには到底かなわないのだから。
 だからオバマシ氏の核兵器削減、イラク撤退、国際紛争の話し合い路線を世界は期待しているだろうが、
 ロビーストの力を借り、イスラエルを放置是認し、アフガンへの増強がアメリカの到達点。しかし、この流れは主体的政策の選択というより、追い込まれた姿でもある。理由はともあれ良いことだ。
未だ逆走している国が多い。
 
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青く浮かぶ美しい?地球を眺めての事だけど

青く浮かぶ美しい?地球を眺めての事だけど‥
 頑張っている人間にとって良いなーとへ思える事4っ
 1、平均寿命が長くなった。
 2、昔より、機械やや道具を使ったりして色んな事をしている。 
 3、2の中でも、特に良いなーと思うのは、地球の外へ飛び出し地球緒眺めたり、観測船などで、地球の深いところの様子を調べたり、鏡で自分の姿を映すように、自分たち自身を見たり調べたりする技術を持った。
 4、戦争で死ぬ人の数が少なくなっているかな?
 
 心配になる事4つ
 1、棲んでいる地球が異常に変化している。
  
 2、皆が言っているようだが(100年来の経済危機)
 3、豚インフルエンザの流行
 
 4、少子化
 
4つずつ挙げたが、心配な事の方が多く、どれもさし迫っているようで、
    頑張っている人間自身が戸惑い慌ててる感じがしなくもない。
   ところで、人間の先を見る目はどうなっているのか?
    今、心配されることの予測はどうなっていたのか?
    今、心配されてることの対策をどう考え、効果は上がっているのだろう      か?
    問題は人間の先を見る先見性である。
    本当に予測が出来ず対策が立たないとすれば仕方ないが、私が子供の頃、戦争をしたり、敗戦で極貧の時代をすごしてきたが
    大人が今ほど《意外だ、意外だ》とバタバタ慌てているようには見えなかった。今より先が見えていた感じがする。
   色んなものが進み便利になったと言いながら、先が見えなくなったのだろうか?
    地球を鏡に映して見られるようななった今
    人々は闇雲に動くのではなく、じっくり見て状況を把握することではないか?
    専門化し細分化された見識を繋ぎ全体像を把握すべくジャーナリズムの役割は大きいと思う。
    新聞やテレビの報道は逆にその思考を遮断し、先の見通しを失わせるものが多い。先の見えない現在と関係なくはないと思う。
 (例えば、総選挙の時期や、政局云々しているが、そういう場合ではない。見えない中でどう選択するのか?ジャーナリズムに求められているものが違う。
 景気、地球環境、インフルエンザ、のどれ一つとっても国民が先を予測し選択できるような状況になっていると考えているのだろうか?
     
    
    

 
 
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産業と文化②

昨日は産業の転換が文化の転換を促すかのように書いたが、逆かもしれない。
 基本的に文化的価値観が今日の産業構造を作ったのだから、そこに矛盾が出てきたら先に文化や価値観の変容を迫られ、娯楽や退廃、暴力、癒しに矮小化された消極的な文化そのものが立ち行かなくなり、新しく理性・知性・感性を持った力強く積極的な文化が産業の転換を促す方が自然かも知れない。
どっちにしても地球がイニシァチブを握っている。
 
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裏・表の限界

地球と人間という構図の中で、人間は自然(地球)を支配していると考えてきたようだが、イニシャチブが地球に移ったことは可也明らかではないか。
 人間は地下を掘り返し富を溜め込む。そのためか、昔から富を見えないところに隠す本能のような癖がある。
 お金の動きに表と裏があるように、権力にも表と裏がある。勿論、裏(バック)が表を動かす。人々に社会を知らせるメディアはその中で動くのだから、お金や権力と同様、表と裏がある。表はコーティングされた情報、裏は見せない。
 コーティング如何で、【世論】はどうにでもなる。戦前もそうだったと言う。
 そう言う中で、【小沢代表辞任】が駆け巡る。昨日まで騒いでいたインフルエンザはどこへ行ったか?全与野党こぞって、全メディアが【説明責任】を合唱するオールジャパンのような翼賛ぶり。
 金権の小沢氏云々以上に、ことの経緯に裏表がつきまとい鉱脈のような地下の動きを感じる。
 小沢氏の説明責任同様検察始め自民党や、メディア自身に説明が求められないか?
 事柄は、小沢氏の政治資金にとどまらず、本当に問題だと言うなら全容が解明されるべきで、
 その逆はない。
 
 イスラエルの核の所有は自明として放置する。間違った情報でイラクへ踏み込んだと後悔するアメリカに追随して未だ説明しない政府とメディア。アメリカ発の世界の経済危機と喧伝するがそのアメリカを支えた政府やメディアには説明責任はないか?
 過去、時効を過ぎて明らかにされた事例の大きさを見ると、当然今回も事の範囲内。
 今回も、人々をコーティングされた【世論】として道具に使う。
この件は、(小沢辞任)で狙いが達せられたら後は
政治資金は一切不問にされ、避けるかのように急速に幕を閉じろだろうと思う。

 しかし、基本的なイニシャチブが地球に移っているから、お金、権力、メディアの裏・表の使い分けは
 そんなに簡単ではないだろう。
裏も表も、地下・地上のどこに隠そうとどこが動かそうと所詮地球上のこと。
ひょっとして、人間は既に対人間の関係を超えている状況に気が付いていないのではないか?
  よく言うだろう、【頭かくして尻隠さず】    アホか?
 
 

 
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産業と文化

産業構造の転換へ向けて動き出した時、所謂,芸術や文化はどう変わるか?
 産業の目的が「お金儲けの為」から、「生きる為」に転換する訳だから芸術・文化もそれに合わせて変わるはず。
 (お金儲け)の優先されるものから、(生きる意味)を問うものへと転換されてくるだろうから、世界のあちこちで飢え死にする人を出し、派遣切りで路頭に迷う人が沢山出ている中で、飲み食いと、何でも笑いにする番組は、今よりは減るだろう。
学問や芸術・文化が現実から離れていて良い時代ではない。
今は、本来の意味や力を失い、時には逆の役割を果たしていないか?
基本的な人の営みを変えられずに内向きになりがちな学問・芸術・文化は、本来の社会的役割を果たすようにいつなるか?
 容易くはないが、産業構造の転換を迫るような積極性が欲しい。

 
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補正予論議から見えるもの

過去最高14・9兆円の補正予算の国会論議が始まった。
 昨年秋以来3度目の景気対策だと言われているが、場を設定し論議させ報道するメディアや、そこで論議する与野党のどの主張にも基本的なところで納得できないでいる。
 メディアは政争の具に仕立て、国が大きな借金をしている中での景気対策なのに、お金の使い方ばかり議論し、国が借金すると先々どうなるかを議論の先を向けない。
 世界はカジノ経済といわれ、そこで大損した国が、借金して再度カジノに向かう
 のは、賭博に狂った親方が借金の雪だるまになって足が洗えないのに似ている。
 これまでの結果を見て、発想や方法を明けなければいけないのに「ぶれない」とか言って堂々と続ける。
 この雪だるまが今後世界やの日本の自然や経済、子供達にどんな犠牲を払うかを誰もまともに説明しない。これからの事ではなく、これまでの結果を見たら疑いようがないのに。
 国のやる政策は、仮説実験のようなもので、仮説の理由と、実験の結果がどうかは
 検証できる。政策は元々科学の領域にあるから。
 討論させる人も討論する人も、科学する顔や言葉使いが見られない。
 先日朝日新聞の社説が「経済と社会のグリーン化」が朝日のの基本だと述べた翌日には正反対の政策が紙面いっぱい使って特集される。今日のサンデープロジェクト《朝日系》もグリーン化の視点はどこにも見当たらなかった。
どこもパンダミックを恐れながら、その医療体制を確立する予算が、景気対策や暫定予算に組み込もうともしない政治感覚が不思議である。
 パンでミックも経済対策も、今後の世界や日本がどうなるかの基本的な構想が問われてるのに、そこを問う人がいない。
これでは聞いている国民は、違和感を感じながらもどうしようもなく、立場を言い訳と人間関係や社会関係の枠に閉じ込めざるを得ない。これでは地球や社会に何が起きようと、対応できない。教育や介護をお金儲けにしたようにエコもパンダミックも不景気そのものも、次元の違うのにお金儲けに組み込まれようとしている。
 こんなだから地球は、パンデミック、地球の異変、経済の危機をニンゲンに次々と問いかけざるを得ない。主導権はヒトから地球へ移りつつあるように見える。

 
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パンデミック

人類の安全を脅かす最大のものはパンでミック(疫病の世界的流行)だろうと思うがどれだけの準備が出来ているか心もとない。
 
 今回ですら、発熱したら、病院へ行かず、まず電話センターへ連絡するようニュースが流されたり、病院へ行った患者が診察を断られた例も出ていると言う。
 国内で感染しだしたら、自宅から出ないように指示するという。
 
 隔離できないから、自宅待機させるでは、染症患者の放置で安全対策上大丈夫だろうか?ちょっと考えられない。
もしもの時の、隔離や
治療体制ぐらいはお金がかかっても最低しておいてほしいものだ。
 安全上は戦争や経済危機より怖いはずだから。

 
 
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変な情報で動く

 地上の異変は情報に因るとも言える。
朝日新聞の過去や、時にリベラルな体裁をとりながら、大事な時に(太鼓持ち)をやって今日を招いた事は、これまでも述べてきた。
今日の社説も正にそうだ。経済の行き詰まりの基本的な解決は【産業や社会のグリーン化】だとまとめている。
 言葉上は、私が言っている【産業構造の転換】とほぼ同じに聞こえる。
 朝日の社説は平和をうたいながら戦争を煽った過去同様の言葉遣い。
 明日から、(多分に総選挙をかけて)補正予算が国会で論議されるが、今後の朝日の社説や論調を追ってみたい。子孫に莫大なツケを残し、1時的に見かけ上、景気は浮揚されようが、日本の経済の体力を落とす。補正予算は勿論、野党の主張も
 【産業社会のグリーン化】とは方向が違うが、それをどう論評するか、
我々がどう言う情報の中で動かされているかを全体的に俯瞰してみて見たい。
 民主党の「無駄遣い批判」や野党の主張(雇用対策等)は政府与党の景気対策の基本的な間違いを曖昧にしていると思う。朝日などのメディアは更に党派的配慮?をしながら事柄を曖昧にして、時機を見て世論操作のための世論調査をやり、作られた【世論】を国民に念を押すように返し、その風向きの中で、民主的?な総選挙が実施され、我々は(主体的?に)投票する事になる。
 


その時【産業や社会のグリーン化】の報道からも、人々の視界からも跡形もなく消えているだろう。(【産業社会云々】は、《確認していないが》他のメディアも基本的には同じだろから、論調も似たものになるだろう。)
 悪い事に、どの党派も(産業や社会のグリーン化】は経済政策の基本に据えていないからメディアが批判されることもなく、都合がいい。
 情報と実際の違っている事が、意外に多い。
 
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俯瞰の難しさと面白さ

    
   自分が考えてる俯瞰の難しさを、羅列してみたい。

1、自分中心、人間中心の認識や理解から、自分や人間とは別の立場から、自分を含め全体を見る方法に気が付きにくく慣れていない。
 2、身体感覚を含め五感全部が求められる。
 3言葉によって社会や人が動く中にあって、言葉を取り除いて状況や動きを動きを把握する難しさ。
 4、自分は一応地球を視座にしたいと考えているが、視座にすること事自体に
も、それを視座にして対象を見ることも慣れてなく、そこで俯瞰されたものを言葉に置き換え人に伝えられるようにするのが難しい。
 ざーと、自分が難しいと思っていることを羅列したが、俯瞰の構成要素を見るとお坊さんの修行や囲碁より場の大きさからいって難しそうだが、逆に何でもその対象になるから面白いとも言える。
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