沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

北海道開拓の村

2024-07-31 | 国内旅行

「北海道の旅」の最終日です。

【北海道開拓の村】

明治~昭和初期の北海道開拓時代に建設された建物を、この土地に移築・復元したもの。

北海道百年記念事業として1983年にできた野外博物館です。初めて来ました。

【馬車鉄道】

動力の馬くんです。1日に270mを13往復してます。休憩時間かな。


こちらが客車。

【札幌停車場】
村の入口の管理棟。65歳以上は入園無料。うれしいね。

【旧小樽新聞社】

新聞を読むと、当時の様子がわかる。

【開拓使工業局庁舎】

道路・庁舎・学校の建設、機械・農具、車両製造など、北海道に必要なものを作った。
ビヤ樽だね。開拓使物産局醸造ビールまで造るとは、すごくない?
この商標。どこかで見たような。
サッポロビールの由来を調べると「1886年(明治19年)に官立醸造所の払い下げを受け、翌年、渋沢栄一らが札幌麦酒株式会社を設立し、製造販売を行う。」
この写真の2年後に渋沢栄一らに払い下げられたんだね。

【青山家漁家住宅】
小樽沿岸でニシン建て網を経営した漁家。小樽に旧青山別邸があったね。
ボランティアが詳しく説明してくれて嬉しい。

この模型で、初めてニシン漁がわかった。
沖(右側)から来るニシンは、1ヶ統(長さ60m、幅20m)の建網で仕切られて、左側の四角いかご網に入る。隣のかご網には移動できないため、自分の統に入れば大もうけ。
なかにし礼の兄の正一は、実家を担保に入れて得た30万円で増毛のニシン漁の1ヶ統を3日間だけ借りた。
ニシンが一回入れば100万円、3日間入れば300万円になると夢見て。
鰊番屋
小平町の花田家(5ヶ統で200人)が大きかったね。小樽総合博物館運河館の屏風絵にあった。

広すぎて、回りきれないので、引き返します。
【旧大石三省堂支店】
本屋かと思ったら、お菓子屋だった。1955年まで帯広で営業を続けた母屋と工場。

【武岡商店】
米穀、雑貨、荒物などを扱ったと。人形風景は質屋みたいな印象だけど。

【武井商店酒造部】
清酒「松の露」「玉の川」を造っていたと。

【三河本そば屋】
」は「ます」と読むそうだ。「豆腐あり」とか使われたらしい。
入園無料だったので、お土産を買いました。
『尋常小学修身書 巻一』
明治43年から大正6年まで使用された児童用の国定教科書
巻一は絵が中心で、途中からカタカナが出てくる。小学校一年生かな。
何を学んだのかというと、次の25項目。
「よく学びよく遊べ。時刻を守れ。勉強せよ。友達は助けあえ。けんかをするな。元気よくあれ。体を大切にせよ。行儀良くせよ。整頓。モノを粗末に扱うな。親の恩。親を大切にせよ。親の言いつけを守れ。兄弟仲良くせよ。家庭の楽しみ。天皇陛下。忠義。過ちを隠すな。嘘を言うな。自分の物と人の物。近所の人。思いやり。生き物を苦しめるな。人に迷惑をかけるな。良い子供。」
(左)24「人に迷惑をかけるな」 右23「生き物を苦しめるな」 
大事なことだね。