沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

ワイシャツの汚れ落とし

2006-05-27 | 浜松のくらし
ワイシャツは、形状記憶モノがアイロンかけが楽でいいですね。
でも、洗うたびにだんだん記憶をなくし、しわが寄り、取れない汚れも目立ってきます。
自分に似ているようで悲しいけど、愛着も涌いてきます。

写真は口紅、という艶やかなモノじゃございません。
色付きのスティック糊で、塗りやすいよう着色してあり、乾くと無色になるものです。

で、これで何をするのかというと、洗濯糊のようにぱりっとした仕上げ、
ではなくて、襟や袖口の取れない汚れが落ちるという裏技。

裏技対決ではベビーパウダーが勝利したようですが、我が家にはベビーもパウダーもない。
仕組みは、繊維の中に入りこんで汚れに付着し、水溶性なので洗濯とともに洗い流す。
という謳い文句だったのです。

やってみて効果は感じました。薬を使うよりいいです。糊が結構減るけど。

科学技術による海岸保全

2006-05-25 | 浜松の海
ダムのある上流地域から海岸部までが一つの浜松市になり、ダムによる土砂の遮断と海岸侵食という上下流問題を、一体的に取り組むようになったことの表れでしょうか。合併の大きな効果ですね。

先日の砂丘造成工事の着手(市民から行政へのリレー参照)に引き続き、浜松市もなかなかやりますね。

2006年5月24日(水)静岡新聞の記事 遠州灘砂浜復元へ浜松市提案 産官学研究に国費 を転載します。
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遠州灘砂浜復元へ浜松市提案 産官学研究に国費

 文部科学省が公募する平成18年度科学技術振興調整費の対象事業として、浜松市や光技術の浜松ホトニクス(同市)などが提案していた遠州灘海岸の浸食防止に関する産学官研究が23日までに、実施課題として採択された。
 同日、調整費の配分方針を最終決定する内閣府の総合科学技術会議(議長・小泉純一郎首相)で報告された。

 同研究には豊橋技術科学大、東京大など5機関が携わり、浜松市が協力機関として支援する。光技術や超音波などを活用して、天竜川から海岸に流れる砂の動き、海浜形成の仕組みを解析する。養浜方法や海岸防災力の評価手法も検討し、遠州灘の砂浜復元と、高潮や津波災害の防止を狙う。

 調整費は長期的な問題克服に向け、戦略性が高い先端研究に対して支給される。同研究は国家的、社会的に重要な政策課題に取り組む「重要課題解決型研究」の一部門に組み込まれ、上限5年の実施期間で、年間最大2億円の研究費が付く。

 文科省の室谷展寛調整企画室長は「主題が面白い。国土開発の負の側面を埋め合わせる試みは、将来の科学技術が果たすべき役割」と採択の理由を説明する。
 北脇保之市長は「研究成果が海岸保全対策に有効なものとなるよう努めたい」とコメントした。


市民から行政へのリレー

2006-05-21 | 浜松の海
先週の日曜日、中田島砂丘の保全のために、市民が1200人も集まって砂を運ぶバケツリレーをした。 中田島砂丘のバケツリレー

1200人が集まっても動かせた砂の量は少しだったけど、そのエネルギーは行政を動かした。

浜松市が近く、砂丘の造成工事に着手するという。
静岡県内ニュース(社会):中田島砂丘堆砂で補強 浜松市近く着手

砂のバケツリレーが、市民から行政へのリレーになった。


浜松に欲しい店…ベスト3

2006-05-20 | 浜松のくらし
浜松にあったらいいなあと思う店ベスト3です。

■第1位:大きな書店。
高校時代からよく通ってたオリオン書房。戦後の闇市で激しく物価が変わる中で、定価があることを理由に本屋を始めた老舗。
今では売り場面積800坪で50万冊を誇る有数の書店に成長。タチカワオンライン-オリオン書房 ノルテ店
専門書も結構充実しており、神田まで行かなくても用が足りることも。
浜松は図書館が充実しているのかなあ。それで本屋が育たないのかなあ。
本屋と図書館では匂いが違うよね。

■第2位:文具・画材屋
世界堂という画材屋が近くにあって 画材と額縁の世界堂 楽しいし、つい買ってしまう。
文具も、高いというのではなく、しゃれたものを持ちたい。
考えが行き詰まったときにスラスラ動いてくれるような頼りになるものが欲しい。
銀座の伊東屋 GINZA ITO-YA のような店が浜松にあるといいなあ。

■第3位:生活グッズ屋
東急ハンズ 東急ハンズ はいいね。新宿や渋谷にいけばたいていのものがある。
個人的には屋根裏よりもハンズです。100均じゃあ物足りないです。
百貨店も競争が必要。今じゃ浜松唯一の遠鉄百貨店。エレベーターガールの高級レトロ感もいいけど、遠鉄ハンズを検討してほしいです。

ウミガメの試練

2006-05-20 | 環境教育
子供達が、ウミガメの多難な一生について、公園などの屋外で遊びながら学べる環境教育のゲームです。
写真は、先生や地域のリーダーが指導方法を体験しているところです。

ウミガメの生態は詳しくは明らかになっていませんが、孵化した1年後の生存率は1~5%。20年かけて元の浜辺に戻ってくる確率は5000分の1とも言われています。
子供達が楽しいゲームを体験した後で、ウミガメの特徴的な死因、生存の制限要因、絶滅を防ぐための方策を気づけるよう、工夫されています。

参加者は、あらかじめ、子ガメ(逃げる役)と、子ガメの生存に影響を与える様々な制限要因(捕まえる役)に分けておきます。

子ガメが孵化した浜辺でスタートです。持った紙コップの中には子ガメ代わりのチップが入っています。
早速、カモメなどの鳥や自動車のわだちなど難敵が待ち構えています。捕まるとチップを渡さなければなりません。


外洋に出ると魚、サメなどの捕食者や釣具・漁業用の網・プラスチックゴミなど様々な制限要因が現れます。
安全地帯は、海草ゾーンです。ここで一休みできます。

難敵の多い海を5回横断すると成長したことになり、元の海岸に戻って来れます。
何匹の子ガメを失ったでしょうか。
終了後、子ガメ役の人にどんな要因で子ガメを失ったのか、一人ずつ聞いていきます。ウミガメの死亡率は高いですが、自然界の仕組みを学び、制限要因を少しでも減らして絶滅危惧の状態から回復させる方策を考えます。

プロジェクト・ワイルド「ウミガメの試練」Project WILD Turtle Hurdles Turtle Hurdles - Colorado Division of Wildlife

アカウミガメ

2006-05-19 | 浜松の海
遠州灘・表浜の全長100kmにも及ぶ広大な砂浜は、国際的にも希少種として保護が求められているアカウミガメの産卵地です。

御前崎海岸は国の天然記念物に指定されていますが、浜松の海岸は市の天然記念物に指定されています。
サンクチュアリ・ジャパンという団体sanctuary japan indexが、上陸し産卵するウミガメの調査と保護活動を続けてきました。
保護活動もあって、昨年は御前崎を上回る産卵がありました。

今年、その活動が20周年を迎えます。ウミガメの上陸調査への参加は6月から、孵化した子ガメの放流会は8月からだそうです。

中田島砂丘の入り口にサンクチュアリ・ジャパンの売店・休憩所兼事務所があります。カメグッズもたくさん並んでいます。寄付のつもりで買ってしまいました。家族にもカメが増えました。

カメを大切に

2006-05-17 | 浜松の海
浜松まつりが終わると、アカウミガメの上陸の季節がやってきます。
アカウミガメだけでなく、アカウミガメの産卵地である砂浜は、市の天然記念物に指定され保護の対象となっています。
浜松の人たちは5月の日曜日に数千人が海岸に集まりゴミ拾いを行います。
「ウエルカメ・クリーン作戦」です。だじゃれが好きな人たちです。

今年は、バケツリレーも加わって大勢の方が参加しました。
地元の小中学校の生徒達もたくさん来てくれました。
バケツリレーが終わった後に、生徒達が砂の中からカメを助け出していました。

見事な腕前です。大きさといい、特徴といい。さすがに浜松の子供達です。



中田島砂丘のバケツリレー

2006-05-14 | 浜松の海

5月14日(日)午前9時30分。
地元の人の呼びかけに応えて、中田島砂丘になんと1200人も集まりました。
静岡新聞 中日新聞

砂に松が埋もれた地点から波打ち際の砂丘まで約400m。
子供からお年寄りまで2列で並びました。バケツリレーの開始です。
壮観!です。

砂は水の2.5倍の重さがあるので、バケツに入れる量は2リットルくらいかな。それでも5キロの重量があります。

1時間で約1000杯。合計約2000リットルを運んだことに。
重さにしたら、5000kg。5トン!。
この砂の山を、子供もお年よりも、それぞれ一人が確実に1000回も手渡して、作った。途中交代した人は2人でかな。
5トンの砂を運ぶなんて初めての経験だと思う。

みんなお疲れ様でした。
一人の力は小さいけれど、大勢でみんなの力を合わせるとすごいね。


 

 

 


あぁ雷おこし

2006-05-13 | 国内旅行
今日は完璧だったのに。
新宿で乗り換えて新幹線に品川乗車だと、間に合うが座れない可能性。
このまま乗車して東京駅まで行くと時間的に厳しい。乗り遅れると次のひかりは2時間後でこだましかない。
To Be or Not to Be… ハムレットのような心境。

結局、東京駅まで時計を気にしながら行くと、乗り換えタイム5分残して到着。
急ぎ足でホームに着いてあと2分。お土産が買える…と雷おこしをゲット。
満席に近いが空席を見つけ、網棚に雷おこしを乗せて、珍しく余裕の読書モード。
品川から乗車のお客さんは、1号車まで空席探しで進んでいく。読みは完璧だぁ!

1時間20分で浜松に到着。本も読めたし、傘も持ったし、ホームを進んで発車のベルが鳴る。
あれっ、おいらの雷おこし。網棚の上に座ってる。
取りに戻りたいけど、戻れば雷おこしと一緒に名古屋に行くのは確実だ。
あぁ、雷おこし君。浜松には縁がなかったのか。

ここにも屋台

2006-05-10 | 浜松の祭り
街を歩いていたら、立派な倉庫があった。
今までは気にもとめなかった。
きっと中には、浜松まつりで活躍した、この町内会の御殿屋台が格納されているに違いない。
毎日使うごみ置き場は野ざらし。それに対し、年に一度しか使わない屋台は屋根つき。
粋だね~(^_^)v

浜松まつりー続・たこ上げー

2006-05-07 | 浜松の祭り
中田島のたこあげで撮った写真をランダムに。
上の写真は、子供ラッパ隊。
下の写真は、糸巻き。1000mもあるという。結び目があると凧上げが出来ない。糸が切れてしまうと大打撃。

”テギ”と呼ばれるたこあげ道具。
風がないときや勢い良く上げたいときに、タコ糸を巻き取る装置。竹の筒や滑車を起点にして、大勢の人が円を描くように順番に糸を引く。
一人だとタコ糸を持ったまま長距離を引っ張って走らなければならないが、テギを使うと一人が数歩引くだけで交代でき、他の凧とも絡まることもなく効率よく引ける。
中央奥に竹の筒が見えます。右の空にあるタコ糸が竹の筒を基点に手前に引かれています。軍手の数人の引き手の輪が出来ているのが見えますか。

松林に落下した凧。植木屋さんが待ち構えていて、直ぐに木に登って凧をおろす。 


浜松まつりー動画ー

2006-05-06 | 浜松の祭り
ネットで探していたら、浜松まつりの公式HPがありました。
凧上げの様子や御殿屋台の引きまわしが動画で見れます。
祭りの期間中、街中で聞こえた進軍ラッパも聞けます♪~。

浜松まつりの歴史なども解説してくれています。
徳川家康が浜松城を築く前の時代に、凧上げが始まっていたんだ。
浜松まつり

浜松まつりー御殿屋台引きまわしー

2006-05-05 | 浜松の祭り
凧上げの後、中心街では18時から御殿屋台(ごてんやたい)の引きまわしがある。
元々は凧を運ぶ車だったものが、宮大工などによる木彫りの意匠により立派な御殿屋台となり、中には1億円するものもあるという。これを町内会が所有する。
上の写真は肴町。下は大工町に千歳町。この鍛冶町通りの南北にある町だ。



御殿屋台の中ではうっすらお化粧をした少女達のおはやし隊が演奏を続けている。
屋台を引っ張るのは、町内会の人達。先頭は団旗があり、正装したラッパ隊、提灯が先導する。


屋台の天井には穴があいており、人が出入りできる。電線などに引っかからないように、この人達が活躍する。浜松に横断歩道橋がない(代わりに横断地下道がある)のは、御殿屋台に引っかかる為とも聞いた。
 

どこにしまうのか、気になって行列についていくと、稲荷神社の境内に立派な倉庫があった。既に大きな凧が3枚格納されている。ギリギリのサイズで作られており、手際良く収納。また、明日も活躍する。すごいね。

浜松まつりーたこ上げー

2006-05-04 | 浜松の祭り
遠州灘海浜公園の中田島に勢ぞろいした数々の大凧。
あちこちで進軍ラッパの演奏が響き渡る。
11時。合図と共に、一斉に大空に舞い上がる。
初子を記念して作られた特製の凧が町内会の凧名人たちの手によって、次々と上がっていく。
早くあげたい。風をつかむのが大仕事だ。

子供達がラッパで盛り上げる。
なかなか上がらない凧もある。


凧が無事に揚がると、お祝いの演奏とバンザイだ。


一つの町内では、一度にひとつの凧しか揚げられない決まりなので、一つ成功すると、やがて次の凧の準備になる。