首里城の木造建築材として使われていたイヌマキ(方言ではチャーギ)ですが、沖縄にはほとんどありません。
このため、首里城の建物補修などに備えて、平成5年に首里城友の会などが6000本のイヌマキを植樹しています。
沖縄の土地は肥沃ではなく、イヌマキはスギやヒノキに比べ成長が遅いので20年経ても、用材としてはまだです。
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下草が生えてくると、イヌマキ林が変化してしまうので、年2回、育樹祭と称して、下草がり、施肥、枝打ちなどを行います。
首里城友の会を中心に100名くらいの方が、那覇からバスでやんばるの山奥までやってきます。
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幹に絡みついたツルも、アリが上って、木を弱らせるので、取ってやります。
途中、通り雨も降ってきました。
カマを使うのは、久しぶり。地面を這うツル植物を引っこ抜くと、服が泥んこになります。
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この方は、テレビで見かける方ですが、ご存知でしょうか。
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高良倉吉(たからくらよし)さん。首里城復元の中心メンバーとして若いころから活躍され、今は沖縄県副知事。
公務超多忙の中でも、年2回(友の会事務局としてさらに2回)の育樹祭には、毎年参加されているそうです。
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参加者に、これまでの経緯と育樹祭の意義、森林組合や県など関係者の努力などをわかりやすく伝えていました。
労働の後は、ぜんざいです。冷たくて、あまくて、美味しい。
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参加者は、服や靴を着替えて、那覇まで、戻ります。
途中、名護市で、JAの産地直売店、オリオンビールの工場見学をして、楽しく帰路につきました。