沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

落陽

2006-08-31 | 伊江島(伊江村)

那覇から戻ってくると、落陽に間に合った。
昼間はフェリーが行き来する海だが、一日を閉じようとしている。
東シナ海に沈む夕陽は、さえぎるものも無く、
むしろ海に反射することで、二重に明るい。
ロウソクの炎が消える前に、強くまたたくように。
落陽すると、急に、暗闇と静けさが訪れる。 

しぼったばかりの 夕陽の赤が
水平線から もれている
苫小牧発 仙台行きフェリー 
あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ
おまけにテープ゜を拾ってね 女の子みたいにさ
みやげにもらった サイコロふたつ
手の中でふれば また振り出しに
戻る旅に 陽が沈んでゆく
YouTube - 吉田拓郎ー落陽ー




琉球王の碑

2006-08-30 | 琉球・首里城
首里城の守礼門の傍に、1522年に建立された石碑が2つあった。
戦争で焼失していたが、このたび関係者のご尽力により、首里杜館前広場に再建されたと聞いて、行って見ました。

こちらは、国王頌徳碑(こくおう・しょうとく・ひ)。
漢文で書いてあります。当時は東アジア地域の共通語は漢文だったそうです。
王などの位の高い人物が死ぬと、身近な家臣も殉職する風習は世界で多く見られます。日本でも明治まで続いたそうです。

第3代琉球王の尚真尚真王は、自分の母が亡くなったときに、「殉死の風習は人間の行うべき道ではないとして禁止を宣言」しました。
この碑は、そうした王の仁徳を称えたものです。


こちらは、眞珠湊(まだま・みなと)碑文(ひもん)です。
当時の日本は応仁の乱があった頃で、統治が乱れており、倭寇とよばれる海賊が財産や人をさらったので恐れられていました。
尚真国王は、もし倭寇が那覇港に襲来したら、首里城から直ぐに軍を送れるよう那覇港まで軍用道路をつくったそうです。
この碑文はそのことを称えています。
こちらは、ひらがなを交えて書かれています。

琉球王国の政治の一端を垣間見ることが出来る碑です。
また、琉球王国が、中国と日本の両方の影響を受けていたことが伺えるものです。

(続)へちまを食べる

2006-08-29 | 料理
へちまに再びチャレンジした。
ナーベラー・ンブシー なり。
へちまの味噌炒め、かな

皮を剥いて(重要)、1cmくらいに輪切りします。
ポーク、タマネギ、ニンジンを炒め、ヘチマを加えます。

よーく火を通します。柔らかくなってくると、水分がヘチマから出てきます。
味噌、だし汁、酒を加えて煮ます。

完成(表紙の写真)!と思って食べたら、ヘチマが少し堅い。
それで、卵を落として、もう少し煮つめたのがこっちの写真。
味の方は…論評は避けよう。まだまだ修行不足ということだ。
ヘチマ料理は奥が深い。素人を寄せ付けない壁がある。

祝!早稲田

2006-08-28 | スポーツ・将棋
電話がかかってこないので、負けたと思った。
負けたとしても、インカレで全国3位の成績だ。
通算9年間もソフトボールをし、引退試合を迎えた娘にメールを打った。

【お疲れ様でした。表彰式かな。応援行けなくて残念ですが、素晴らしい成績を誇りに思います。(^_^)v】

突然、娘から電話があった。
「なんで、優勝したの知ってるの?」「エ~!ゆうしょう?」
「今日は2試合とも勝って初優勝!応援部も来て応援凄かった。監督の胴上げもしたよ。」
文部科学大臣杯第41回全日本大学女子ソフトボール選手権大会

春秋リーグ戦では、いつも強豪チームに勝てなく4位が精一杯のチーム。
全国3位でも素晴らしい成績と思ったのだが。まさか優勝するとは。

スポーツ推薦で入学した上手な子と、一般入試で入学した子が一緒に練習し、共にレベルアップしてレギュラーを競う今のチームを、監督は誇りにしている。

今度はメールが入った。
【トロフィー見れるかなぁ。これから祝勝会です!】

見れるよ。これまでソフトボールをやってきて、良かったね。
勝って驕らず、礼儀正しく。みんなに感謝だね。

フーチャンプルー

2006-08-28 | 料理
沖縄の定食屋で食べたフーチャンプルーが美味しかったので、自分で作ってみました。
スーパーに「ふ」を買出しに行った。
いくつか種類があって迷ったけど、巨大な「くるまふ」には、袋の裏にフーチャンプルーの作り方が書いてあったので買ってみました。

1本取り出して包丁で適当な厚さに切ります。
1分間水につけて戻し、固く絞ります。
卵の溶き汁に3分間つけ、塩をで味付けます。

フライパンでスクランブルエッグのように焼き、皿に仮置きします。
ニンジン、タマネギ、ランチョンミート、菜、モヤシを炒め、焼きふを加え、醤油で味付けします。
完成!

なかなか上出来でしょ。
お店のフーチャンプルーはフレンチトーストのような感じだったけど、このやり方はスクランブルエッグに近いです。
味付けはもう少し工夫が要るかな。でも美味しかったです。

勝ったよ

2006-08-27 | スポーツ・将棋
娘からケータイに電話がかかってきた。
信じられないことに、「勝った!」という。

女子ソフトのインカレに出場し、1勝したことが母校史上初なのに。
昨日の初勝利に続いて、今日は2戦2勝でベスト4だという。
引退試合が、明日の最終日に持ち越された。快挙だ。

「エラーしなかったか。みんなに迷惑かけなかったか。」
活躍よりも、そちらの方が心配だ。

聞くところによると、今日の1試合目は、8-5。
2打席後に交代したという。
3点差がついた時点で、控えの4年生が全員出場し、勝利の瞬間を味わった。
いつも同じ練習をしているメンバーだけど、実力勝負の世界。試合に出れない人もいる。
だから点差を少しでも広げて、「4年生最後の試合を、先輩を試合に出そう。」と、後輩たちが頑張った。
そんな後輩の気持ちが、とてもうれしい。
だから試合が終わったときは、みんなが泣いたという。

2試合目は2-1の僅差。
息詰まるような接戦だ。DHと聞いてなぜかちょっと安心。

明日は準決勝と決勝。3位決定戦はないのでメダルがもらえる、と喜んでいた。
保護者やOGも大勢応援に来て早稲田の快挙を見届けた。

「お父さんは浜松だから応援に来ているんでしょ?」と、監督に言われ、「実は先月、沖縄に転勤したんです。」と言ったそうだ。

沖縄からでも応援しているよ。ケガしないように頑張ってね。

ヘチマを食べる

2006-08-27 | 料理
生き物と人間の関わりは場所が変われば変化するものだが、ヘチマは食べるものとは思っていなかった。

小学校では、理科の観察で習い、ヘチマ水や体を洗うタワシを作った。
庭のある家に住んでいた頃は、縁側から屋根にはわせ夏の強い陽射しを防いだ。

「いとうり(糸瓜)」が「とうり」になって、「と」は「へ」と「ち」の間にあるという洒落で、「と」を「へちま」と読みかえた。
洒落を楽しむくらい生活に密着した植物と認識していたが、沖縄では食べ物だった。

へちまは沖縄では「ナーベラー」と呼ばれ、ナーベラーチャンプルーが有名だ。
この「ナーベラー」も「鍋洗い」が変化したという説がある。
だとすると、鍋洗い用のタワシを食べているという失礼な話になるぞ。

先月まで住んでいた浜松は、へちまタワシの産地として有名だ。
したがって、沖縄へやって来てへちまを食べることは、固定観念の打破、新たな食文化への挑戦、生き物の持つ多様な価値観への理解として重要事項といえよう。

洗って、1本を縦に切り、斜めに厚さ5mmで切ります。
フライパンでポーク、ニンジン、タマネギを炒めます。
次に、へちまを加え、弱火にして炒めます。

へちまがしんなりし、水分が出てきたら、ダシの素と味噌を少々加え、さらに炒めます。
味見をして一振り醤油をかけて出来上がりです。
見た目はいいでしょ。
へちまやキュウリの匂いが苦手な人もいるけど、味噌で消えています。

食感はなかなかいいです。
食べて直ぐに気づいたけど、既にお分かりの方もいるかもしれないけど、へちまの皮を剥いていなかった(ーー;)
歯ごたえがあり、皮まで美味しいっていう事実はなく、やっぱ皮は剥いた方がいいと思う。

引退試合

2006-08-26 | スポーツ・将棋

仕事は様々な課題があるものだけど、今週は次々と押し寄せて結構キツかった。
金曜日、若い人達から「今から飲みに行きましょう。」と誘われて、21時に仕事を切り上げた。
「2時間以内。割り勘だよ~。」と言いながら、結局ごちそうするのであった。

土曜日は久しぶりの休日でのんびりしていたら、娘から電話がかかってきた。
「インカレ、緒戦を突破したョ。先制点、誰が打ったと思う?」
「打ったんか?」「左中間を破る二塁打。2点目のホームも踏んだよ。」

そういえば数日前の朝「これからインカレ行ってきます。」と、珍しく電話があった。
「あと半年で卒業なんだから、図書館で本を読むとか、生協で本を買うとか、勉強してくれ。」といったら、「これから試合に行くのにそれはないでしょ。」といわれたのだった。
「ケガしないように頑張ってね。」に対する答えの電話だった。

大学の運動部は毎日のように練習がある。帰郷して土日に会っても、試合に行くかくつろいでいるかのどちらかだ。まあ土日だから仕方ないかも。勉強しているようには見えないけど、ハキハキしたところと礼儀正しさは財産かな。

「明日勝てば、また翌日試合がある!」
そりゃそうだろうけど、勝ち抜くのは容易ではないよ。
最後の引退試合に臨み、勝利したことでもう一試合できる喜びなのだろう。

そういえば、試合会場は豊橋なので、浜松の家に泊まって家族で応援に行こうと、話したこともあった。沖縄転勤でそれも消えたけど。
「頑張ってね。」と電話で応援した。

早実のさわやかな優勝で、東京はワセダが盛り上がっているらしい。
スポーツバッグのネームを見て「ソウジツですか?」と、見知らぬ杖を突いたお年寄りから声をかけられたそうだ。
注目されている時期なので、学生らしい品格を望みたい。


沖縄の家でカチャーシー

2006-08-25 | 本部町

おきなわ郷土村で、最も、楽しかったのが、地頭代の家(ジ゛トゥーデーヌヤー)です。
ここには、おばあがいるんです。
ゆんたくしたり、三線を教えてくれたり、踊りを教えてくれるんです。

私の後ろを歩いていた女性二人連れが、おばあに声をかけられていた。
「お茶でも上がりませんか。」
ぐるっと家の周りを、写真を撮りながら戻ってくると、さっきの女性達がいつの間にか楽しそうに、音楽に合わせてもう踊っていたよ。

びっくり(^^♪。おばあは人を乗せるのがうまいね。
さすが、おばあだね。(ズボン姿が、おばあ)
たぶん、カチャーシーという踊りだと思う。
結婚式や宴会の最後に、みんなで順番に踊り始めるようなことを聞いたことがある。

「写真とっていいですか。」と尋ねたら、なんだか笑顔で問題なさそうだったので、何枚か撮らせてもらいました。


雰囲気が伝わるよう、沖縄の歌をどうぞ。
てぃんさぐぬ花 琉球民謡、唄:城間和子
ハイサイおじさん 詞・曲:喜納昌吉、唄:歌舞詞喜者沖縄芸能集団
安里屋ゆんた 詞:星克、曲:宮良長包、唄:唄:島袋恵美子、囃し:名嘉常安
汗水節(あしみじぶし) 詞:仲本稔、曲:宮良長包、唄・三味線:前川守賢

なんだか、ほのぼのとした、ひと時でした。


琉球王国の家

2006-08-24 | 琉球・首里城
海洋博公園の中に、おきなわ郷土村というのがあります。
琉球王国時代の家や与那国の家など、おきなわの昔が復元されています。

これが琉球王国時代の家。
外は暑いのに、中は驚くほど涼しい。材料は自然素材。床が高く風通しがよい。合理的だね。
今はエアコン装備のコンクリートの家が多く、こうした家は全く見かけないけど。
台風の風を抑えるフクギという防風林も家の周囲に植えられています。
ちょっと心配だけど、快適ですよ。

絵本で読んだ「三匹の子ぶた」を思い出します。
家を作れといわれて、兄達が早く簡単に作れるワラの家や木の家。末っ子が汗を流し長時間かけてレンガの家を作って、結果的に狼から3人兄弟を守った。
狼が「ふぅー。」って大きく息を吐いて、ワラや木の家を吹き飛ばす場面を、まだ覚えているけど、狼というのは台風のことだったんだろうね。
沖縄では、ワラから木の家へ、そしてエアコンつきのコンクリートの家に変化してしまった。
三匹の子ぶたの影響だろうか…。
三匹のこぶたー(イギリス)
【コラム】-三匹のこぶたにみる建築技術-200306

このほか、奄美、与那国など各地域の家が配置図や庭と一緒に再現されていて、結構楽しめます。

ゆんたく in だんぱち屋

2006-08-23 | 沖縄のくらし
髪が伸びてきたので、土曜日に散髪に行った。(日曜は休業だし。)
行き先は、散髪屋じゃなくて以前Blogでご紹介した断髪(だんぱち)屋さん

昼時だったので、電話して今から大丈夫ですかと確認してから出かけた。
旦那さんはちょうど食事を終えたばかりで、ちょっと悪かったかな。
隣のパーマ屋さんが、待合で高校野球を見ながらお昼を食べていた。

「街路樹の刈り込み。いいですね。気になっていたんですよ。」
「あれはカミサンがやってるんです。自分はヘタだから。」と、旦那さん。
旦那さんがだんぱち屋で、カミサンがパーマ屋らしい。

「何を形作っているんですか。」
「いろんなもの。ハサミもあるよ。」と、おカミサン。
「ハサミは直ぐに分かりましたョ。丸い輪の部分は、作るのが難しいでしょう?」
「そうなの。でもせっかく作っても心無い人が手折ったりする。朝晩注意してみているんだけど。」
「エーそうなんですか!心が荒れていますね。酔っ払いでしょうかね。」
「酔っ払いじゃないみたい。夜中に折られている。」
心優しい沖縄の人に中にも、心が荒れた人がいるんだなあ。

1ヶ月前に浜松から引っ越して来たと聞くと、二人とも驚いた。
どんな仕事か、どこに住んでいるかとも聞かれた。二人で頭をめぐらせている。
この辺りに転勤してくる人は滅多に来ないらしい。
「近くに宿舎がある。職場は車で30分くらい離れたところです。」

色が黒いし、沖縄の人かと思ったらしい。
まあ、地黒で南方系の顔ではあるが…(ーー;)
「沖縄は1ヶ月で黒くなるから。」と、おカミサンの慰めか言い訳になりかけた話を、旦那さんが引き取った。

「自分は愛知県豊田出身だが、お袋は浜松市上島の出身。」
「エー。」今度はこっちが驚いた。
「理由があって、浜松には子供の頃から全く行っていない。」
「中学校卒業後40年間ハサミを握ってきた。勉強が苦手だから手に職を持った方がいいと思って、大阪で修行して、カミサンと出会って、カミサンのふるさとの沖縄へ来た。」そうだ。

相槌を打っていると、いつの間にか、旦那さんの身の上話を聞くことになった。
「次男坊が大阪で床屋の修行中で、やがて帰ってくる。
そしたら若いお客も増えるし、自分は次男坊に好きなように任せるよ。」
「長男は大学行って公務員。だけど沖縄では公務員の採用は少なく大変。
沖縄では月収20万円以上もらっている人はホント少ないョ。公務員くらいだ。
自分は涼しい家の中で仕事が出来るからいいけど、外で働く人は暑くて大変だ。」
職業観に話が及んだ。旦那さんが自分の選んだ職業や生き方に誇りを持ち満足している様子が伝わってくる。
私は仕事の話題は避けたけど、どうやら警察関係と思ったのかな。

「名前はお袋の苗字を継いでいる。浜松には平野って名字が多くない?」
「そういえばやや多かった。もっとも鈴木姓が圧倒的に多く、大人でも名前で呼ばれていたけど。」

髭剃りの蒸しタオルで口が塞がれても、話が続くので、モゴモゴと相槌を打たなくてはならない。
「じゃあ、この髪型は浜松できったの。」
「ええ。」と言った後に、この髪は立川できったことを思い出したけど、旦那さんが感慨深げな様子なので今さら訂正するのはやめといた。

「単身で生活が厳しいけど沖縄は食べ物が安くていいですね。」といったら、自分達は野菜を買ったことが無いと言う。
「野菜を作っているんですか。」と聞いたら、知り合いがくれると言う。
マンゴーいるか、と聞かれたので、「1個1000円以上もする高価な果物ですから結構です。」と答えると、この間知り合いに5個ももらった。カミサンや娘は食べれないからあなたにあげる、と言う。

なんか初対面なのに、沖縄の人は優しいね。
散髪後におカミサンがココアをサービスしてくれてちょっとおしゃべり。

だんぱち料金2500円と安い上に、高価なマンゴーをお土産にもらっちゃった。
肌の弱い自分はマンゴーでかぶれる可能性もあるので、ネットで切り方を調べて、”マンゴー唇”にならないようスプーンで上品に食べました。
だんぱち屋さん、ありがとう。


パインアップルの次はアップルマンゴー。
沖縄の果物は美味しく、沖縄のコミュニティは暖かいね。

『ゆんたく』とは沖縄ことばで おしゃべりと言う意味です 。
地元の人に聞くと、昔はだんぱち屋の待合用に囲碁や将棋が置いてあって、コミュニティの場だった。今は雑誌とテレビだけど。
順番待ちでお客さん達で勝負したり、散髪終了後は次のお客が来るまで旦那さんと将棋を指したり…。

ランチョンミート

2006-08-22 | 料理
ランチョンミートって、内地では見かけないよね。
戦後27年間も米軍の占領下にあった沖縄では、米軍の食料であったランチョンミートが沖縄市民の間でも定着した。
ランチのミートでランチョンミート。英語を生活に取り込んでいるね。

スーパーに買いに行くと、米国製とデンマーク製の製品が競うようにして、棚の上から下まで沢山あるじゃない。
米国の独占市場にデンマークが価格や品質で攻勢を掛けてきている、と読めるね。
デンマーク製が支持されてきているところが状況的には魅力的だけど、ここはやっぱ沖縄の歴史を振り返って、SPAMスパム社にしました。

ちなみに迷惑メールがspamと呼ばれたのは、軍役経験者らに「同じ味の繰り返し」の意味を指すことからだという。
勉強になるね~(^^♪ 上のリンクに書いてありました。

暑さ5mmくらいに切って、油を敷いたフランパンで炒めます。

次に、島豆腐を手でちぎって入れます。
1日くらい消費期限切れたけど大丈夫気にしない。

ところで、賞味期限と消費期限はどう違うんだろう。

豆腐に焼き目がついてきたら、塩もみして苦味を除いたゴーヤーとタマネギ、それにモヤシを加えます。
味付けは、ダシの素と塩コショウと醤油です。
沖縄ではゴーヤーチャンプルーの素という便利物も売っており、試してみたけど、私はシンプル系がいいので。

卵を軽く溶いて回し入れて完成です。
うーん。だんだんサマになってきたね。
明日の分もあるよ。
美味しいでーす。

ヒトスジタマガシラ君

2006-08-21 | 料理
まな板の上で観念しているのはヒトスジタマガシラ君。
33cmもあるよ。
鱗と内臓は既に取ってあった。なんて親切な人だろ。(^^♪
煮付けもいいというけど、ここはシンプルに蒸し焼きで行きます。

調理方法は、切れ込みを入れて、バターを一かけら乗せて、ラップに包んで電子レンジで4分。
この方法も教わったものです。
尾が引っかかって回転しないのでハサミで切り、念のため5分でやってみたよ。

完成。何か、目が怖いけど、気にしない、気にしない。
味は、白身魚で淡白。
ホクホクして美味しいよ。
スズキ目イトヨリダイ科というから美味しい魚の仲間かしら。
沖縄のきれいな海で育ったお魚くん。

デザートはパインアップルでーす。

海釣りに誘われて

2006-08-20 | 沖縄の海
船に乗って海釣りしてみないかとお誘いがあった。
思い起こせば20年近く昔、東京湾木更津沖船酔いトイレ閉じこもり事件という、人には語れない苦い経験があった。
以来、船という揺れる乗り物は封印してきたので、躊躇したのだけど、
「揺れないから、内湾だから、港から直ぐ先の目の前のサンゴ礁から少し出たところだから」
という言葉に乗せられて、不安を抱きながらも船に乗ることになった。
不安げな私に酔い止めの薬をそっとくれる方もいて、沖縄の人の心配りに心を打たれるのであった。

船は小型のスピードが出るタイプ。
次々と波を乗り越えて、船が上下にバウンドする。
「今日はちょっと波がありますね。台風の余波でしょうか。」
って、さりげなく、いうじゃない。
早くも、話が違う。
しかも、この船、小型過ぎて、トイレがないじゃない。
危険な展開だ。

やがて、ポイントに着く。船を止めると静かな海だ。
まぶしいオキナワの太陽。青い海。ちょっと揺れる船…。

エサのオキアミをつけて、海底30mまで糸を垂らす。
そして2巻き糸を上げて、様子を見る。

しばらくすると、何か、手ごたえあり。
もう、かかっちゃったのかしら(ーー;)。

何か大きいよ。30cmはあるよ。今日一番の大物だって。
なんか、お客を乗せることが上手な人たちだ。
ヒトスジタマガシラというイトヨリダイの仲間らしい。

写真取ってたら、もう針にエサをつけてくれる。
私がシロートでエサをつけるのも魚から針を外すのがヘタなのを、この人は察してる。

で、また釣れちゃいました。
この魚の名前は不明です。

→タテジマヤッコのオスだそうです。
WEB魚図鑑 に投稿して教えてもらいました(^^♪
横じまと思うけど縦じまなんですね。不思議だ。

この調子でどんどん釣り上げるのが目的なのだろーか。
2匹も釣ったら、晩のおかずとしては十分じゃ。
「あとどのくらいここにいるんですか。」と聞いたら、
「1時間か…2時間。」
カラダ持ちこたえるだろーか。

「はい、次。」っていうから、「自分でゆっくりとやります。」といって、ろくにエサもつけずに意味もなく釣り糸をたれて、遠くの景色を見ていました。

前もそうだった。木更津沖で、誰よりも早くアジを釣り上げて、船長から「初めてとは思えないね~。」とか持ち上げられた後は、船酔いが急にやってきて、その後は陸に戻るまで忘れられない地獄の展開だった。

「今日は30匹釣って、ご近所にも配るぞー」という高い目標と気持ちの張りさえあれば、船酔いを防げるのだろうけど。

この人の編み笠、サマになってるね。

座ったまま、しかも釣竿を握って船の揺れをまともに受けるのはツライ。
立ち上がって両手で頭の上のパイプを握り、遠くの景色を見ながら、カラダの揺れを防ぐ方がずっと楽だ。
転ばぬ先の杖ならぬ、船酔いする先の手すりじゃ。
もう二度と釣り竿を持つこともなく、船の上でバンザイをし続けていました。

やがて、自分より先に体調が悪化し助けを求める人が現れて、一旦、陸に戻ることになった。
これ幸いと、一緒に海から脱出したのでした。
いやー、トイレもない小船の上で気分が悪くなったら、さらに20年間も海釣りを封印しなきゃなんないとこでした。

中央で小さく見える黒い点が釣り船です。
手前の波は浅瀬で、波が砕けているところです。
貴重な楽しい経験をさせてもらいました。
船に乗せてくれた人たちに、厚く感謝です。

パイナップル

2006-08-19 | 料理
沖縄といえばパイナップル。

内地では缶詰に入ったドーナツ型の甘汁漬けされたものしか食べれない。
こちらではスーパーの入り口に堂々とそのままの姿で山盛りに並んでいる。
郵便局にも地方発送用紙が置いてある。
道路を走っても、パイナップルやマンゴーの即売店がお客を呼んでいる。

こうした状況に毎日置かれていると、パイナップルを食べなくてはならない、という気持ちが高ぶってくる。

それでとうとう買ってみようと思い立ったが、ハウスパイン、露地パイン、スナックパインと大きく3つある。一体、どれにするんじゃ。

ハウスは時期的にそろそろ終わり。やや高いが甘い。
露地はこれから甘さが乗って出荷シーズンが始まる。
スナックは手でちぎれる食べやすさが魅力。

それで、まずはハウスを買ってみました。500円。
緑色の皮が半分程度黄色づいているのが食べ頃らしい。

葉と茎を切り落とします。
ごわごわした外見のわりには意外と包丁はすんなり入るね。
縦に4等分して、さらに2等分。つまり8等分します。
芯と皮をそぎ取ります。

ここで問題なのは、実と芯や皮との境目が分からない。
随分、実まで一緒にそぎ落としている気がする。
8等分したのは、皮を薄く切りやすいようにするため。

これが8等分が2つで、パイナップル4分の一の分量。
これで十分です。美味しい。甘い。柔らかい。オキナワだ。

地元の人に聞くと、昔は缶詰のサイズにあった露地モノを盛んに作っていた。
甘さよりもサイズが優先され、甘さは味付けされた汁で補っていたそうだ。
でも、最近の露地モノは多少の酸味と十分な甘さが加わっているらしい。
今度は露地モノにも挑戦しよう。
パイナップルは缶詰じゃなくてホンモノの甘さを楽しまなくちゃ。