沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

座間味島ファン感謝月間

2014-11-26 | 座間味村

11月でもまだまだ楽しめる座間味島。

ファンの方は10月ではなく11月に来てもらえば、スタッフもゆとりを持ってサービスできる。

というコンセプトで、毎週土曜日は、フェリーターミナル広場で、お祭りのおもてなし。

おっと、いきなり、くわっちー券が当たる。ラッキー!

琉球舞踊の四つ竹から始まって、見事なエイサー。

フラダンス。皆さん食事しながら、楽しんでます。見事です。

そして、クライマックスへと。

なにか、ざわざわと観客の反応が、変わってきた。

これまでのお祭りと、何か異なる予感と期待感。

登場したのは、相撲ダンサーズ。

メイクで顔はわからないけど、太めの男性スタッフが扮している。

四股を踏むわけでもなく…。これは、次の前座なのか。

そして、ゴールデンダンサーズの登場。

いきなり、テーブルの上に駆け上がった。

会場の人々が総立ち。一気にヒートアップ。

ファンサービスに努める、座間味島スタッフたちのパワーと努力はすごい。

この島はエネルギーがあるね。圧倒されたのでした。


11月の座間味(アオウミガメ)

2014-11-25 | 座間味村

勤労感謝の連休に、座間味村へ行ってきました。

信じられないかもしれませんが、まだ水着で海に入れる沖縄です。

水温は24度で、入る時ちょっと冷たく感じるけど、寒くはない。

日がさすと、透明度が浮かび上がる。

夏の沖縄は蒸し暑いけど、11月の沖縄は北風が吹いてからっとした感じ。

陽射しは、ギラツク強さはないけど、まぶしい。

今年3月に、慶良間諸島国立公園に指定された。

外国人も増えて、ヨーロッパの方も多いらしい。

ここはウミガメに会える浜。注意書きがあります。

地元の方に聞くと、潮が満ちると海藻を食べに砂浜近くまで寄ってくる。

海に入って、すぐに出会いました。

砂地に生える海藻を次々と食べていました。


阿嘉島の悲話

2010-06-28 | 座間味村

NHK教育のETV特集「よみがえる戦場の記憶 新発見600本の沖縄戦のフィルム」を見て驚きました。下記の写真はTVのものです。

阿嘉島には300名の日本軍がいて、特攻艇マルレに250kg爆弾を装備して、米軍を奇襲する役目でした。

1945年3月突然、米軍が上陸。

背景の特徴ある岩の形からすると、現在の漁港近辺に上陸でしょうか。

日本軍や住民は山に逃げましたが、逃げ遅れた住民2人が、沖縄戦最初の捕虜として、今回公開された米軍フィルムに映っていました。

その後、解放された2人でしたが…。
スパイしていると、山に連れていかれて日本兵に殺されたと、この米軍フィルムを見た阿嘉島で暮らす親戚が話していました。

ひょっとしたら、と思い、阿嘉島に行った時の写真を探してみました。

お二人の名前は、平和の塔の阿嘉のところに刻まれていました。

拡大したところです。右上に並んで二人の名前がありました。

戦後、部隊の最高責任者だった野田隊長が謝罪し、日本兵で生き残った人や遺族は毎年島を訪れ、慰霊祭をするとともに、学校に寄付をしたり、住民と交流を続けているそうです。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2010/0627.html
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/galac-20100815-01/1.htm


故郷の島を望む慰霊碑

2010-06-24 | 座間味村
阿嘉島から、村内航路で座間味島に到着しました。
こういう小型船も、かっ飛びで、楽しかったです。

2時間後の高速船で那覇に帰る前に、立ち寄りたい場所があったのでした。
港に、1945年3月26日米軍海兵隊 上陸の碑がありました。

山に向かって、少し歩きます。
やぎさんに出会いました。

平和の塔です。
座間味島での激しい戦闘で亡くなった日本兵、集団自決やスパイ容疑をかけられて亡くなった島の方々の名前が刻まれています。

きれいに掃除がしてありました。
お地蔵さんに、再会しました。

「座間味村で集団自決があったのは、座間味島、慶留間島だよ。」 高良家の管理人さんの話を思い出しました。
平和の塔の入口の、海がよく見えるところ(表紙の写真)に、慰霊碑が立っていました。
右側の島が阿嘉島、左側の島が慶留間島。
ここに立つと、戦争で亡くなった住民の方々の故郷を望めるんですね。


慶留間島(ゲルマジマ)の高良家 

2010-06-20 | 座間味村
阿嘉島から慶留間島(ゲルマジマ)への橋を渡ると、天然記念物のケラマ鹿に出くわして、人が住んでない島なのか、と思いきや。
島の南側に、集落がありました。
その中に、立派な石垣に囲まれた古い家がありました。

高良(たから)家。国指定重要文化財=上の写真です。
入口にはヒンプン(屏風の意)があります。
家に上がらせてもらうと、この柱の傷跡を教えてくれました。
1945年3月の米軍の激しい砲撃で、この家の中に砲弾が飛んできた。

畳側からみると、柱と、左側の壁に銃痕が撃ち込まれた。
この島では、集団自決の悲劇があったそうです。

家畜小屋やフールと呼ばれる豚小屋もあります。
300円が高いと思わないけど、訪れる人は日に1人だそうな。

島の南端には、小中学校がありました。
目の前にはサンゴの海。
校庭など確保するため海を埋め立てて作った学校。
すごい立地です。

海も透き通って、サンゴが美しい。



島の不思議

2010-06-13 | 座間味村

上の写真、何だかわかりますか。
わかった方は、すごいなあ。
私は、初めて見ました。

場所は、ここです。
阿嘉島の漁港の一角で、午前9時頃でした。


こちらは、上の写真の橋を渡った慶留間島(ゲルマジマ)で、すぐに出会いました。
天然記念物だそうです。
じっと、こちらを見ていました。何だかわかりますか。


慶良間列島

2010-06-12 | 座間味村
休みを利用して、座間味村の阿嘉島へ行ってきました。
沖縄は梅雨の最中でしたが、曇りと晴れの天気でした。

枝サンゴとクラカオスズメダイ君です。


こちらは、大きなサンゴです。
サンゴの上面が平らになっているのは、引き潮時に海面に出る限界だから。
引き潮近くに、ライフジャケットを着けて泳ぐと、サンゴとその中に生息する魚たちを、間近に見ることができます。

近づくと、魚たちはサンゴの中にさっと隠れます。
陽射しがサンゴに届いて、きらきら輝きます。

きらめく空(水面)の下で

2009-11-29 | 座間味村
陸から見ると、エメラルドグリーンの鏡のようにきらめく沖縄の海。
水面下では、きらめく鏡のような空の下で、サンゴや魚たちが暮らしています。
コレだけ大きなサンゴが出来上がるのに何十年、何百年かかっているんだろう。

ロクセンスズメダイ君です。

ロクセンスズメダイを撮影していたら、デバスズメダイ君の群れがやってきました。

こちらはナマコ君。
巨大です。ここまで大きくなるのに、何年生きているんだろう。


ハリセンボン(サンゴと砂地)

2009-11-28 | 座間味村
小さなヒレをパタパタ動かして泳ぐハリセンボン君。
頭でっかちで太っていて目が大きい。愛嬌があります。
うろこが進化したトゲがあるのが特徴です。

見るからに美味しそうで狙われやすそうなお魚ですが、攻撃されると水を吸い込み、トゲだらけの風船みたいになって、どうやったって食べることが出来ない究極の防御術を持ってます。
怖い顔ーウィキペディアより

そうはいっても、敵だらけの海の中で毎回膨らんでいては、生活に支障が出るのでしょうか、保護色で目立たなくする工夫をしています。

サンゴの中にいるときは、大きな斑点がサンゴに似ています。
ちょっとずつ逃げて行く不安そうなハリセンボン君。

砂地にいるときには、細かい点が砂地の石に似ています。
なかなか、やりますね。

阿嘉島のウミガメ

2009-11-24 | 座間味村
阿嘉島で、アオウミガメに初めて出会いました。
民宿に泊まっていた人が、案内してくださったのです。
だいぶ前の話なので、今もいるのかどうかは判りません。

浜松でアカウミガメの放流会に参加して小さな子ガメを放したり、本部町の水納島では孵化したばかりの子ガメに出会いましたが、海の中でウミガメに出会えるとは思っていませんでした。

カメは肺呼吸なので、20分おきくらいに水面に顔を出して呼吸するそうですが、その瞬間を撮ることが出来ました。ラッキー(^^♪

沖縄の海は、ザトウクジラも来るし、ウミガメもいるし、ジンベエザメもイルカもジュゴンもいる。大切にしたいですね。

トゥーラトゥ(宮里)とヨナミネ

2009-11-22 | 座間味村
トゥーラトゥ(宮里)という民宿に、お世話になりました。
海が見える眺めのよいテラスで、昼食にいただいたミジュンの唐揚げ丼。
美味しかったです。

ゆったりとした一日が終わっていきます。
部屋で本を読んでいると、「コーヒーいかがですか。」と声がかかりました。
民宿のご主人のカズさんとスタッフの方々がコーヒーを入れてくれました。
素潜り漁をされるご主人が、漁のこと、ケラマジカのことなど興味深い話をたくさん教えてくれました。
暮れゆく夕陽も、海も、きれいです。

夕食は、サザエ、刺身、魚に湯葉のおひたし、ナスの和え物。
ごはんにお味噌汁がついて、おなかいっぱいのごちそうです。

ご飯の後は、唯一のバー、ヨナミネハウスに出かけました。
マスターは那覇で働いていたので、ウィスキーやカクテルもいただけます。
泡盛をロックで、いただきました。

マスターは、実家を改装し、お洒落な店を仕切っています。
満天の星空と流れ星がきれいでした。

お店は、トゥーラトゥのすぐ近くにあります。

阿嘉島(座間味村)

2009-11-21 | 座間味村
那覇からフェリーで90分。静かな集落です。
ちょっと昔を思い出して書いています。

セミを探していたら、左側のおばあが教えてくれました。
そこへ、もう一人のおばあがやってきて、私を挟んで話し始めました。
「何歳ですか。」と尋ねたのですが通じなかったようで、最初のおばあが72歳と通訳してくれました。
お二人の会話になると、全くわからないです。

おばあが押していた荷押し車は、杖代わりになります。
それに、疲れたら座って休むことができる便利物なので、この辺りでは流行っているらしい。

ここに来ると、落ち着きます。

ジーワ(クロイワツクツク)

2009-11-20 | 座間味村
昨日は寒かったですね。最高気温が10度を超えなかった…。

沖縄では、日最低気温が10度を下回ることは、ほとんどなかった。
今の時期は。10度くらい気温が高いようです。
暖かいところが、いいなあ。

…セミが鳴いています。
どこで鳴いているのかな、と探していたら、「ここにいるよ。」と散歩していたおばあが教えてくれました。
地元では、ジーワと呼ばれているようです。
そういわれると、鳴き声が、ジーワッ!と聞えてきます。
沖縄の動植物学者の黒岩さんが、ツクツクボウシに似ているセミを、クロイワツクツクと名づけたそうですが。

座間味村祭り

2007-11-02 | 座間味村
10月中旬に阿嘉島で開かれた座間味村祭り。
小さな広場に大勢の人が集まって、お祭りっていいよね。
子供たちも、楽しんでいます。

ヒメシャコガイです。
美味しいです。

祭りの最中でしたが、教科書問題のことを地元の人に聞くと、重い口を開いて戦争体験を話してくれました。
米軍が上陸したとき、捕まれば男は八つ裂きにされ女は辱めを受けるといわれていた。

米軍に捕まった自分の母の弟は、殺されるどころか缶詰など不足していた食料を配布された。
「米軍は住民を殺さないばかりか食糧をくれる。」と皆に伝えに戻ったら、日本軍にスパイ容疑を掛けられ…、大きな岩を上から落とされて、弟夫婦は夫婦ともども殺された。

あまりにひどい話で、思い出すのはつらいし、無念さと怒りが湧いてくるのだろうけれど、真剣に聞き入る人たちの前で、重い事実を語ってくれました。
教科書に出てくる「スパイ容疑で殺された人」とは、罪もないのに日本人に殺された人のことでした…。
検定された教科書


沖縄の踊りには、ユーモラスなものも、あります。
獅子舞(シーサー舞い)も迫力があり、見事です。

隣の渡嘉敷島からエイサー隊が来てくれました。
「慶良間良いとこ いつでもおいで♪~」


童神を歌う女性シンガー。
観客を魅了します。


クライマックスが近づくと、見ていた観衆が踊り始めます。
カチャーシューです。

最後は、明かりを消して、真っ暗になった夜空に花火が上がります。
星もきれいだけれど、間近で打ちあがる花火も、見事でした。