沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

探偵ナイトスクープ「四つ葉のクローバーの声が聞こえる少女」

2019-04-17 | 映画・テレビ・本・英語

一番驚いたのが、長野に住む5歳のミラクル少女。
公園に生い茂っているクローバーに向かって走って行き、ピンポイントに四つ葉のクローバーを見つけ出す!


あった!30秒に1つのペースで四つ葉を見つけ出す。

「声が聞こえる」とあるが、「四つ葉のクローバーがあるところが自然と分かってしまう」ということのようだった。

他の子供達と一緒に探してもらい確かめたり、別の公園でも同じ結果だと確認する。
この能力を疑う余地はなさそうだ。

この少女の能力が、いつまであるのか。
大人になると、失われていくものなのか。
それが大人になることなのかもしれない。

クローバーを探す少女を見つめながら、探偵と母親は語り合う。
エンディングに荒井由実の「やさしさに包まれたなら」が流れてくる。

探偵ナイトスクープ「 10年以上会話の無い夫婦」

2019-04-14 | 映画・テレビ・本・英語

「10年以上 会話の無い夫婦」
「自分達とは普通に会話するけど、両親が会話しているのを見たことがない」
「その原因を突き止めて、両親が話せるようにして欲しい」というのが視聴者から探偵への依頼。

18歳の末っ子が依頼人。
次女に電話してみると、こんな感じ。

25歳の長女に話を聞くと、物心ついた時から、親は話さないものだと。

2番目の子供が生まれてから23年間、会話の無い夫婦、ということに。

初めてデートした場所ならと、依頼者の提案で奈良公園に。

木陰から見守る子供達。

笑いも涙もある番組です。

この放送は、ドイツやフランスでも人気だとか。
「Youは何しに日本へ」他局ですが19歳のドイツ人カップルがこの放送を見て日本へやってきた。



奥様が日本人のフランス人は、探偵さんの働きは税金で働く公務員そのものだと。


妻のトリセツ (講談社+α新書)

2019-02-14 | 映画・テレビ・本・英語

男性陣の飲み会の席で、突然問われた。
「膝が痛い!と妻が言った時、あなたはどうするか?」

どの家庭でも、日常的にありそうな会話だ。
しかし、回答の違いで家庭環境の一部がわかる。

A「大変だ。悪化しないうちに、直ぐに病院に行きなさい」 8割方はこの回答だ。
B「痛がる膝に手を置き、どこがどれくらい痛むのか聞く」2割の人が回答した。
C「治るからスクワットを3回しなさいという」こーゆう回答もあった。どんな家庭なのだろう。

質問した人は、Aの回答者で、自分と同じ考えが多くいることを確かめているようだ。「医者でもないのに、Bの回答はおかしい」と否定する。

しかし、奥様から突然「この本を読んで」と表題の本を渡された。
長年連れ添った妻から「妻の取り扱い説明書を読め」と言われた夫の心中を察するにも、心が痛いものがある。

Aの回答のどこがいけないのだろうか。
正論なのに、なぜ妻が満足するものと言えないのか。

その答えは、この本に実に分かりやすく書いてある。問題解決型の男性と、共感型の女性の思考回路の違いが論理的に説明してある。

「あなたはBだから必要ないかもしれないが、例の本はこれだよ」と渡され、読み始めたら止まらなく、直立不動のまま小一時間で一気に読み終えた。

今まで不思議だった「妻のあるある」の理由が納得できました。

 

「かかとの高い靴を履いて、転びそうになったけど、大丈夫だった」という「オチのない話」を、なぜ好んでするのだろう。 

解決済みのことなのに、「あの時も、あなたはこうだった…。」と、蒸し返される理不尽さと不思議は、なぜ生じるのか。

 

それには、ちゃんとした理由があったのだ。読めばわかる。

しかも、親切に対処方法まで書いてあるスグレモノ。



問題解決型の私がBの回答をしたのは、腑に落ちないながらも、まさに問題解決のためにBを選んだだけであって、自分でも理由までは分からなかった。

長年解けなかった推理小説の謎が、解けたような爽快感がある。近年にない面白さでした。

 

「そだねー」「でも○○もあるよ-」カーリングの吉田姉選手が、筆者の分析手法を当てはめれば「肯定+否定」を実践しており、チームワークと協働のパフォーマンスを日本中に届けたことは記憶に新しい。

この本を読んで、今、腑に落ちたのである。


スポーツ界の日本女性活躍の理由がうかがい知れるとなれば、一読の価値があるのではないか。


遠野物語と水木しげる

2018-08-29 | 映画・テレビ・本・英語


沖縄県立美術館で 水木しげる展を見て来ました。
子供の頃から水彩画や風景画など絵画が上手だった。

太平洋戦争で出兵したニューギニア島のラバウルで現地の人と仲良くなり、戦後も交流を重ねた。その島で米軍の空襲を受けて、大切な左腕を失った。

戦後は、残った右手で才能を生かして、紙芝居から漫画描きになったが、売れない時代が続いた。
連ドラのゲゲゲの女房をご覧になった人はこれ以降は詳しいですね。

墓場鬼太郎、悪魔くんを描き、テレビくんで少年漫画にデビュー。これが漫画賞を受賞したこともあり、一気に人気作家になった。

極貧時代の水木しげるさんの作業場が復元されていた。腐って商品にならないバナナを安く貰って、夫婦で食べた。腐りかけの味は抜群だね。

本棚には、柳田国男全集があった。

柳田国男が遠野物語を発表したのは1910年。
日本民俗学の出発点と評価されたこの本には、水木しげるの妖怪のヒントも多い。
100年後に、水木しげるが遠野物語をコミック化した。わかりやすく面白く、柳田国男の遠野物語を読んで見たいと思った。




火花

2017-03-13 | 映画・テレビ・本・英語

空港で時間があったので、累計300万部突破した話題の本を読んで見ることに。
売れない芸人の苦闘生活を書いたもので、読みやすい。

俳優は、物語の登場人物に観客を一体化させることが目的で、演技指導や監督の元に、自分を表現していく。

芸人は、笑わせることが目的でシンプル。お客さんが笑うか笑わないか、ネタ、掛け合い、間合い、表現力を磨く。

笑わせているのか、笑われているだけなのか。

自分では面白いと思うものが、なかなか評価されない。
お客さんに迎合していくのか、新しい笑いを創造し自分の価値を見い出すのか。

定職に就けば暮らしていけるのに、10年もアルバイトしながら芸人を夢見て、多くが挫折していく世界。

作者の又吉さんは芸人だから、芸人の立場を大好きな太宰治に重ねて描いたのではないかと思う。

表現力や例えなども丁寧に推敲されていて、驚きもあり、読んでいて楽しめます。

オチをどうするかとても悩んだと思うけど、それなりの結末にしてくれています。

次作も読んでみたいと思いました。






ガジュマルの樹の下で

2017-03-01 | 映画・テレビ・本・英語

NHKのちゅらさんで、菅野美穂さんが演じた作家の城ノ内真理亜。
えりいのまっすぐな話を聞いて、メルヘンの物語を書いていく。

病気で亡くなったカズヤ君との約束。カズヤ君のガジュマルの樹を、フミヤ君と2人で植える。

12年の年月が経ち、2人とも大人になった。子供の頃の約束を信じ続けているえりいを見て、メルヘン作家なのに、あるわけがないと信じない真理亜さん。


書きかけの物語を読んだおばあが「せめて物語の中だけでも、ハッピーエンドにしてあげてね。」と真理亜さんに頼む。

カズヤ君の樹に向かって、「約束守れなかった。」と話すえりい。

そこへフミヤ君が突然現れる。
「こんなことって、ある!」と大粒の涙を流す真理亜さん。

ドラマと本が両方楽しめます。

清張の映画ざんまい

2015-10-12 | 映画・テレビ・本・英語

3連休ということで、何処にもいかず、職場に行きたい衝動を抑えて、ツタヤへ行きました。

レンタルビデオに、松本清張のコーナーがあり、映画化されたDVDが並んでいました。

高校時代に多読した印象と、映画はどう違うのか、見たくなりました。

・張込み  1958年

・わるいやつら 1980年

・天城越え 1983年

・鬼畜 1978年

・疑惑 1982年

・ゼロの焦点 1961年

素晴らしかったのは、「天城越え」ですね。

小説で読んだ世界を、それ以上のものにしてくれて、嬉しくなりました。

田中裕子さんの演技が素晴らしい。他の役者さんたちも、いい仕事をしていました。

30年前の映画なので残念ながら亡くなった方もいるけど、若いころ、いい仕事をしていますね。

 

「疑惑」もよかったです。難しい役柄を、桃井かおりさんが演じ切っていました。

弁護士の岩下志麻さんも見事。二人のやり取りも、相当すごい!

映画監督、俳優、カメラ、照明、音声、キャスティング、映画は総合力ですね。

 

「鬼畜」は、小説の想像では足りなかった世界を、映画では慟哭する緒方拳さんや若い大竹しのぶさんが表現してくれました。

 

「張込み」は、夏の暑い時期に張り込む刑事の話だと思ったけど、こういう結果だったとは…。

「わるいやつら」は、小説の世界の印象が、強かったです。

 

「ゼロの焦点」は、これから…。

1961年の立川が出てきた。

ラストは、冬の荒波に小舟だったのですが、さすがにそれは無理だったようで。

 

ほとんどが、野村芳太郎監督(1919-2005)なんですね。

あの「砂の器」 1974年も。

黒澤明の助監督を務めた。 

いい三連休でした。


GODZILLAが世田谷に現る

2014-05-12 | 映画・テレビ・本・英語

ハリウッド版のゴジラ「GODZILLA」が5月16日から全米で公開される。(日本は7月25日)

ゴジラの権利を所有している東宝のスタジオ(世田谷区成城)に、GODZILLAが出現中です。

現在進行形なのは、まだ、作業中。公開に間に合うかな。

こんな大きな壁画は、どうやって描くのでしょう。

近づくとわからなくなりそうです。相当な技量がありますね。さすが、東宝のスタッフ!

ところで、たった一人で制作しているのでしょうか?

しかし、引いてみると、青空にGODZILLAは映えますね。

このまま、動き出すような、感覚に襲われます。

すぐ隣は、東宝スタジオの入口。

敷地の入口には、ゴジラの銅像がありました。

東宝スタジオでは、「七人の侍」を初めとする黒澤明監督のほとんどの作品、「ゴジラ」「モスラ」(本多猪四郎監督)を初めとする怪獣映画シリーズ、「青い山脈」、「無法松の一生」、「日本のいちばん長い日」といった日本映画を代表する名作、また最近では、「ザ・マジックアワー」、「容疑者Xの献身」)、「20世紀少年」)、「私は貝になりたい」、「おとうと」、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」、「THE LAST MESSAGE 海猿」(羽住英一郎監督)、「ノルウェイの森」といった大ヒット作、話題作がここで撮影されています。(東宝スタジオHPより)

偶然バスの車内から見かけて、戻って、撮影しました。


Promised Land

2014-03-08 | 映画・テレビ・本・英語

Robert B. Parker ロバート・パーカーの私立探偵Spenserスペンサーシリーズの作品です。

失踪した妻の捜索を夫から依頼されたスペンサー。駆け込み寺の女性団体にいることを突き止めるが、妻が家出を繰り返していた事実を知ると、根本解決にならないからと居所を夫に伝えず、解雇されてしまう。

その後、団体は、女性解放に必要だとして、武器調達のため銀行強盗を行い、現金を奪い警備員を殺してしまう。巻き込まれ逃走中の妻から連絡を受け、スペンサーは自宅にかくまう。

一方、夫は、不動産販売会社Promised Landの代表を務めていたが、親会社の経営が悪化。顧客からの預り金を担保に取られ、闇組織に資金繰りするものの焦げ付き、身の危険が迫る。

窮地に立たされた妻、夫。銀行強盗・犯人、それを追いかける警察。闇組織。

誰からの依頼も受けずに、スペンサーが描いた問題解決策とは…。

そして、闇組織で雇われていたHawk ホーク。依頼を受けて仕事をする立場だが、自分の主義に反する場合は依頼ではなく自分に従うという、二人に共通する生き方。この事件の解決をきっかけに、今後一緒に行動することに。

スペンサーは、好きなヘンリー・ソローの言葉を引いて、夫Harvのもとに戻るように、妻に言う。

"I don't know exactly.Thoreau said something once about judging the cost of things in terms of how much life he had to expend to get it. You and Harv aren't getting your money's worth.Thrift,I guess.It violates my sense of thrift."

翻訳名:約束の地 


Double Deuce

2014-01-18 | 映画・テレビ・本・英語

Robert B. Parker ロバート・パーカーの私立探偵Spenserスペンサーシリーズの作品です。

少年による麻薬、銃所持、犯罪、低年齢出産、貧困な黒人社会。通りを歩いていた14才の少女が、近づいてきた車から突然、銃で撃たれ、非情にも生後3か月の娘とともに殺された。

事件には、低所得者用住宅Double Deuceダブルデュースを支配している少年ギャングが関係しているらしい。

警察の捜査では進まない犯人探しと少年ギャング一掃を、団地住民から仕事として依頼されたのは相棒である黒人のHawkホークで、白人のスペンサーは手助けをする立場。

少年ギャングから見れば、憧れの存在でもあるホーク。仕事を引き受けたホークに果敢に挑んでくる少年達に、ホークがどのように対峙するかが見せ場になっています。そして、犯人をどうやって警察に突き出すか、スペンサーが一計を案じます。

今回の作品はスラングが多く不明個所も多かった。菊池光さんの名訳を是非読んでみたいと思った。


God Save the Child

2013-12-15 | 映画・テレビ・本・英語

Robert B. Parker ロバート・パーカーの私立探偵Spenserスペンサーシリーズの作品です。

少年が誘拐され身代金が要求された。子供探しを引き受けたスペンサーだが、依頼人に問題が。

仕事人で家庭を顧みない父親と、パーティなど世間付き合いが大好きで子供を顧みない母親。

自分も狙われていると知ると、子供探しより自分の警護を優先させる母親。

関係者の調査から少年の居場所を見つけ出したスペンサー。しかし、誘拐事件というよりも家出を疑う。

依頼通り「子供を連れ戻してきて」という親に対し、「連れ戻すのは両親の役目」というスペンサー。

両親に失望し、屈強な男に魅入られた少年の前で、子供を取り戻そうと、両親が素手で、屈強の男に挑む。

God Save The Queen は英国の国歌で、「神よ、女王陛下を護りたまえ」。

God Save the Child 「神よ、子供を護りたまえ」は、誘拐された子供の安否を祈る両親の気持ちと思っていたが、そうではなく、両親に対するメッセージだった。

翻訳のタイトルは「誘拐」だそうですが、伝わるのかな。

Susanスーザンとの出会いも描かれており、スペンサーシリーズとしては欠かせない一作。


Painted Ladies

2013-09-14 | 映画・テレビ・本・英語

Robert B. Parkerロバート・パーカーの私立探偵Spenserスペンサーシリーズの作品です。

美術館の著名な婦人画Lady with a Finchが盗まれ、犯人は返却条件として高額な金銭を要求する。

美術館から犯人との取引を依頼されたのは絵画に詳しい大学教授で、スペンサーはその警護のため雇われた。

しかし、取引は失敗し、金銭を奪われたうえ、作品もろとも取引人さえ爆破されてしまう。

価値ある作品を爆破する必要はあったのか。取引人を爆死させた背景はあったのか。

 

自らのプライドもあり、pro bonoプロボノ(ボランティア)で、真相究明を始めるスペンサー。

しかし、少ない手がかり。絵画や犯人たちの残した足跡を丁寧に捜査を進める。

Spenser's crime-stopper tip #5:When you have nothing else to do,follow someone.

「スペンサーの未解決事件捜査の秘訣5:他にすることがなかったら、誰かのあとをつける。」

スペンサーの捜査ルール(いくつルールがあるか不明だが、時々出てくる)に基づき、コツコツと情報を集めていく。

 

そんな中、スペンサーの身に危険が迫る。オフィスで殺人者達の待ち伏せ、自宅ベッドの爆弾と、命を狙われる。

真相が、解明されることを恐れる者は、いったい誰なのか。

 殺された教授がユダヤ人で、自宅には絵画のコピーがあったこと。

 婦人画の所有者も戦火のthe Third Reichドイツ、アウシュビッツに収容されていたユダヤ人と関わりがあることをつかむ。ユダヤ人同士に何があったのか。

教授の妻は詩人で、夫を詠んだ歌の中にあった、two painted ladiesの意味は…

 

sitting on the dock of the bay/ Wyatt Earp/ Liar,liar,pants on fire/ Hot dog! / B-and-E'd / Beamer/ Gotcha 


The Professional

2013-08-03 | 映画・テレビ・本・英語

Robert B.Parker ロバート・パーカーの私立探偵Spenser スペンサーシリーズの作品です。

資産家の婦人が浮気し、それをネタに浮気相手から金銭を要求される。

同様に脅迫されている4人の女性から、脅迫を中止させるように依頼されたスペンサー。

警察には相談できない事案だけに、私立探偵スペンサーの出番となったわけですが。

 

脅迫者を突き止め、引き受けた仕事は簡単に達成したものの…。

何か心に引っかかることがあると、依頼がなくとも独自に調査を続けるのがスペンサー。

依頼した妻たち、脅迫した男の背景を探っていくうちに、物語は意外な方向に発展していく。

 

事件が起きるまでは、警察は動かない。

事件が起きても、警察の手によらない解決方法もある。

私立探偵の「プロフェッショナル」の姿を描いた、読み応えのある作品です。


映画「黒部の太陽」

2013-07-21 | 映画・テレビ・本・英語

三船プロと石原プロが共同制作し、昭和43年に公開された大ヒット映画。

2部構成で、3時間45分に及ぶ大作。ノーカット版の公開は44年ぶり(2012年)。

館内は、想像通り、年配の人が多かった。

 

関西電力の黒四建設事務所次長を、三船敏郎。

第三工区熊谷組の岩岡班リーダーを、石原裕次郎(笹島建設の笹島信義会長がモデルらしい:同社HPより)。

第四工区佐藤工業社員を、宇野重吉、寺尾聰の親子。

小説の作者の木本正次氏が、「黒四で苦労した大勢の人たちの、人間の記録を書きたい。またこの工事で殉職した171人の人々のために紙碑を立てたいと思う。」と書いたそうですが、映画は、まさに、そうした映碑になっている。

山奥にダムを作るためには資材を運ぶトンネルが重要。トンネル区間に出現した破砕帯(フォッサマグナの西端)を縦断して掘り進む岩岡班の苦闘を中心に描かれている。

関電トンネルのトロリーバスに乗ると、6キロメートルのトンネルを16分で通り抜けるが、実際の工事では7か月が必要だった。

糸魚川・静岡構造線は、日本の中央にあって、東と西の地層がぶつかり合うフォッサマグナの西端。圧縮され粉々に砕けた幅80メートルの破砕帯。

そこには北アルプスの湧水の通り道になっており、毎秒660リットルの地下水と大量の土砂が噴出して、掘削作業は不可能に。

映画では、突然、人の死が様々な場面で訪れ、死に直面する人物の苦悩が重く描かれている。

時間と技術があれば克服できるのか。克服できないものだってある…。

若き日の裕次郎、三船敏郎、宇野重吉、辰巳柳太郎(岩岡の父役)、樫山文枝(岩岡の妻役)の熱演が印象的でした。


Rough Weather

2013-06-29 | 映画・テレビ・本・英語

Robart B.Parkerロバート・パーカーの私立探偵スペンサー・シリーズです。

資産家の所有する島で行われる娘の結婚式に、ボデイガードとして雇われたスペンサー。

台風typhoonの嵐の中、開催された結婚式が、惨劇の場に。

現れた殺し屋に花婿が射殺され、花嫁はヘリコプターで誘拐されてしまう。

行方不明の花嫁を探すスペンサーだが、何か、腑に落ちない。

真相を追い求めていくと、事件は、全く想像がつかない方向へ…。

設定が映画的というか、異次元のものなので、割り切って、話の面白さを楽しめます。

ところで米国近海で発生するのは、台風ではなくてハリケーンなのに、なんでtyphoon なのだろう。

悪天候を理由に離陸拒否するヘリコプターのパイロットを日本人としていることと関係あるのだろうか。

He spoke like a native-born American.I could see he was Asian.Japanese,probably.

スペンサースーザン、相棒のホークのおしゃれな会話が楽しい。

"There is no red S on my chest,"I said."I cannot leap tall buildings at a single bound."

スーザンの愛犬パールも、いい味を出している。

Pearl was pleased to see us again,and run around the apartment with a squeaky toy in her mouth,which made her sound like the Road Runner. Beep,beep.