頤和園
頤和園(いわえん)に行って来ました。
担々麺の美味しいお店の、名前の由来となった庭園です。
ここも世界文化遺産ですね。
269年前の1750年に皇帝が皇太后の還暦祝いに創建。290ヘクタールという広大な庭園です。
1860年に、第二次アヘン戦争で英仏軍により焼失されましたが、1888年に西太后が、自分の隠居地として海軍費を流用して再建し、頤和園と名付けたそうです。
さらにロシアイギリスイタリアが占拠して財宝が略奪されましたが、復活した西太后が修復したそうです。
この720メートルもある長い廊下が散歩道となっており、梁や欄干には14000枚の絵画があります。左側の湖から渡ってくる涼しい風が散歩を快適にしてくれます。
この湖は、水源開発の貯水池で人造湖です。
掘った土で背後の山を造ったそうです。
大変な工事だったと思います。海軍費を流用したので、日清戦争で日本に負けたとされており、西太后は国民には人気が無いそうです。
それにしては多くの中国の観光客で賑わっています。
朝鮮から伝わった日本では狛犬(狛犬)ですが、おおもとの中国では沖縄と同じ獅子(沖縄ではシーサー)ですね。
向かって右側の獅子が前脚で押さえているのは玉ですが、地球を表して、その権力を示しているのだそうです。
向かって左側の獅子が前脚で押さえているのは仔獅子で、抱いており子孫繁栄を示しているのだそうです。
日本では阿吽あうんとして、右側が口を開け始まりを表しており、左側が口を閉じて終わりを表していますが、頤和園では阿吽は無かった。
伝説の生き物 麒麟です。ビールのデザインですね。
これが山にそびえる仏香閣です。
中には千手観音像によく似た仏像がありました。
拝んできました。
こちらは排雲殿の解説版です。日本語の表記解説もあります。
船に乗って帰りました。