沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

頤和園

2019-10-06 | 中国

頤和園(いわえん)に行って来ました。
担々麺の美味しいお店の、名前の由来となった庭園です。

ここも世界文化遺産ですね。

269年前の1750年に皇帝が皇太后の還暦祝いに創建。290ヘクタールという広大な庭園です。
1860年に、第二次アヘン戦争で英仏軍により焼失されましたが、1888年に西太后が、自分の隠居地として海軍費を流用して再建し、頤和園と名付けたそうです。
さらにロシアイギリスイタリアが占拠して財宝が略奪されましたが、復活した西太后が修復したそうです。

この720メートルもある長い廊下が散歩道となっており、梁や欄干には14000枚の絵画があります。左側の湖から渡ってくる涼しい風が散歩を快適にしてくれます。
この湖は、水源開発の貯水池で人造湖です。
掘った土で背後の山を造ったそうです。
大変な工事だったと思います。海軍費を流用したので、日清戦争で日本に負けたとされており、西太后は国民には人気が無いそうです。
それにしては多くの中国の観光客で賑わっています。

朝鮮から伝わった日本では狛犬(狛犬)ですが、おおもとの中国では沖縄と同じ獅子(沖縄ではシーサー)ですね。

向かって右側の獅子が前脚で押さえているのは玉ですが、地球を表して、その権力を示しているのだそうです。

向かって左側の獅子が前脚で押さえているのは仔獅子で、抱いており子孫繁栄を示しているのだそうです。

日本では阿吽あうんとして、右側が口を開け始まりを表しており、左側が口を閉じて終わりを表していますが、頤和園では阿吽は無かった。

伝説の生き物 麒麟です。ビールのデザインですね。

これが山にそびえる仏香閣です。
中には千手観音像によく似た仏像がありました。
拝んできました。

こちらは排雲殿の解説版です。日本語の表記解説もあります。

船に乗って帰りました。




万里の長城

2019-10-05 | 中国

行って来ました。
万里の長城。

中国の人は、一生に一度は行ってみたいところと聞きました。
今から2000年前の秦の始皇帝が、モンゴルの遊牧民との境界を作るために建設を始め、その後も民の時代まで歴代建設を続けて、総延長は6000キロにもなるという。

図はwikiより。着色部が歴代に建設された長城。

1時間かけて塔屋5つほど目指して歩いてみました。

最初の選択。右が緩やか。左が急坂。
もちろん、右を選びます。

後ろを振り返って見ました。
左下が入口。正面の山に向かって急坂が続いています。
壁の上が通路になっているのですが、内側の壁は平坦で低いのに対し、外側(右側)の壁は、ところどころに切り込みがあって高くなっています。

北の遊牧民が攻めて来た時には、この隙間から矢を射るためだと聞きました。
結構、急勾配なのが分かると思います。
写真に映った人は普通の中国の観光客です。
この坂をベビーカー押して上がる夫婦もいて、中国の人はいろいろいます。

山の稜線に建設しているので、傾斜は地形に合わせてて緩急ついています。膝が疲れて来て限界かなと振り返って見ました。

中央の赤い中国の国旗があるところが入口で、そこに戻る必要があります。
下りは膝に来るので注意が必要です。
前を見ると、まだまだ万里の長城は続いており、チャレンジする人々の姿も沢山見えます。

作るの大変だったと伝わってきます。
それと、何のために作ったのか、とも感じました。
欧州や日本の城壁は、殿様たちを守るために、コンパクトに築いています。民衆よりも支配者を優先して守ったと言えます。
それに対して、中国では人民を守るために、より大規模な城壁を長年月かけて作り出した。
武力や武器に投じることより、人民を守ることに投じたのかなとと思いました。
トランプ氏の壁も同じ発想なのかな。
沖縄にもイノシシから村を守るための猪垣が山中に築かれていたね。

疲れて座り込んでしまった家族。中秋節の休日なので、月餅を食べているのかな。

2019中国北京国際園芸博覧会

2019-10-04 | 中国

中国の北京市で開催されている国際園芸博覧会(会期は4月から半年間)に行ってきました。

日本では、1990年の大阪花博(国際花と緑の博覧会)や2004年の浜名湖花博(しずおか国際園芸博覧会)が開催されています。

中国では、1999年の雲南省に続き2回目ということですが、スケールが半端なく大きかったです。

会場面積960ヘクタール。110の国や国際機関、120のNGOが出展で、過去最大規模という。

2022冬期オリンピックも北京市ですが、その会場に行く途中に博覧会会場があり、高速道路も延伸中のようです。

会場入り口は2段階システム。

第一段階は、IDカード(16歳以上の中国人は必携らしい)またはパスポートを機械で読みこんで通過。

第二段階で、入場券のチェックと手荷物検査(X線)を通過して、やっと会場内に入る。

 

手荷物検査は、地下鉄の改札でも、必須でした。

 

会場内には、自販機がたまにあるのですが、スマホ決済専用となっており、外国人には不便。

ホテルの部屋に備え付けのペットボトルの水で、ここは乗り切ります。

 

樹木の名前も、QRコード対応。IT化が当たり前になっております。

そういえば、日本ならパンフレット類が入り口や各パビリオンで配られますが、中国では一切なし。

会場の地図は、中国語と英語があり、欲しい人は案内所に取りに行くシステム。

必要な情報は、スマホで見るのでしょう。

 

表紙の写真は、人気ナンバーワンの中国館です。

エントランスの映像は、博覧会の全体概要も表現しています。


北京の交差点

2019-09-23 | 中国

北京に行ってきました。

中国は、数十年ぶりで、人々の服装や自動車、高層ビルなど、経済大国世界第二位の姿にすっかり変貌しています。

 

その急成長の中で、もう少し時間がかかるかなというのが、交通規則の遵守と思います。

一昔前は、中国と言えば自転車だらけ。それが電動自転車に変化した模様。

電動自転車の免許って、あるのかな。

交差点を見ていると、無いような予感がします。

6車道路の交差点で、渡るのに苦労しました。

どんな状況なのかは、ビデオをご覧ください。

北京の交差点